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【福岡大学】大曲 錬|夢はプロ野球選手。高校時代は諦めたが、準硬式で才能が開花。夢を再び目指す

2020.7.15

プロ注目の準硬式速球王へ。選んだ道は間違っていなかったー
高校時代は2、3番手だった大曲投手。準硬式で才能を開花させ、今秋のドラフト候補として注目される存在になりました。準硬式では前例のない最速154キロを計測。なぜこれほどまでに進化できたのかをインタビューしました。


大学でオーバースローに戻し、球速が16キロアップ


――福岡・西日本短大付出身の大曲投手。高校時代はどんな選手だったのですか?

右のサイドスローで、背番号は10。チームでは2、3番手の投手でした。サイドでの最高球速は138キロだったと思います。

――そんな選手が準硬式とはいえ、なぜ154キロも出せるようになったのでしょうか?

理由は2つ考えられます。一つはサイドからオーバースローに投げ方を戻したこと。中学時代は硬式で投手兼内野手。高校時代にチーム事情でサイドにしましたが、大学では球速を上げたかったので戻しました。もう一つの理由は、オーバーにしたことでフォームを1から見直すことができたからです。体重移動や、左手の使い方にもこだわりました。

――左手の使い方、具体的には?

サイドの時は横に出して体に巻く感じでしたが、自分の体のほうに引くようにしました。グローブ(左手)に対して、自分が向かっていく感じです。

――そもそも、なぜ硬式ではなく、準硬式野球部に入ったのですか?

高校野球を引退したとき、自分のレベルでは強打者がそろう大学の硬式野球は通用しないと思っていました。そのことを高校の西村慎太郎監督(西日本短大付から2020年春より福大若葉監督)に話したら、母校の福大準硬式野球部を勧めてくれたんです。西短の先輩もいたのでいろいろ聞いてみたら「高校よりも練習は厳しくないし、大丈夫だよ」と言われて。野球を辞めたくない気持ちもあったので、準硬式という道に進もうと思いました。


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