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【大阪桐蔭】再び頂点を目指す!オフ期間の取り組みとトレーニング

2020.1.22


12月に入ると野球界はシーズンオフになる。その対外試合を踏まえて、冬はどう過ごしていくのか、個々それぞれの課題が明確になっているはずだ。
「冬に関しては個の強化。個の強化ができないとチームがこじんまりとしてしまうので。今はチームのことは考えなくていい。そういう気持ちで冬の練習に入ります」(西谷監督)。





今年に関して言うと、昨季1年間は春も夏も甲子園に出られず、悔しさしかなかった。その悔しさに直に触れている1、2年生が何を感じているかだ。その上での競争は、例年以上に激しくなるかもしれない。
「誰がレギュラーになるのか楽しみですね。誰がスタメンになるのか、その試合の時の調子によって変わります。今年は特に確定している選手が少ないです。毎年チームのカラーが違うので、毎年チームに足りないものが何かを考えながら冬の練習メニューを考えますが、今年のチームは走力が足りないので、走塁練習に重きを置いてはいます」。

この日は3000m走後、ノック、ケースノックを行い、個々の守備の課題に向けての個人練習に選手は励んだ。その後、フリーバッティングなどを行い、グループを二つに分けてのトレーニングが始まる。

その、トレーニングのひとつが「TRXトレーニング」だ。実はこの冬から大阪桐蔭で導入されたもので、ウエイトトレーニングだけではなくて可動域を広げたり、関節などの柔らかさを取り入れることができるトレーニングだ。特殊な器具は使わず、チューブやロープなどを使う。普段はピッチャーがやることが多いが、この時期は時間を割って全員が参加している。



「トレーニングでベンチプレスを上げてガンガン筋力をつけるのではなく、すべてを野球に繋げないといけないので、トレーニングもバランスが大事。体の上下のバランスなど個別性を出すようにしています」と西谷監督。新しいことにもどんどんチャレンジしながら、令和の時代も新たな伝統を築いていく。(取材・文/写真:沢井史)

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