企画

【2019甲子園】大会第7日 注目ポイント

2019.8.11

「第101回 全国高校野球選手権記念大会」大会7日目の注目ポイントを、おなじみの野球ライター西尾典文さんが紹介!


大会第7日の注目ポイント!

【対戦カード】
宇和島東(愛媛)vs 宇部鴻城(山口)
海星(長崎)vs 聖光学院(福島)
智弁学園(奈良)vs 八戸学院光星(青森)
神村学園(鹿児島)vs 高岡商(富山)


第2試合に登場する聖光学院は戦後最長となる13年連続の出場。いわゆる超高校級と呼ばれるような選手は不在で、投手、野手とも昨年と比べて小粒な印象を受けるが、それでも接戦を勝ち抜く強さが光る。長打がなくてもここ一番で集中打が出る打線、ワンチャンスで確実にホームを陥れる走塁、ピンチで見せる守備の集中力など公立高校にとっても参考になる部分が多い。
対する海星も長崎大会では4試合が逆転勝ちと粘り強いチーム。チーム打率は.303と決して高くないが、6試合で41四死球を記録しているように打者の繋ぐ意識が高い。波佐見、佐世保実、長崎日大と甲子園出場経験校を破ってきたことも大きな自信となっているだろう。

選手で特に注目してもらいたいのが智弁学園の坂下翔馬。165cmという上背ながら奈良大会では大会新記録となる5本塁打を放ち、打率も.682をマークしている。強い打球を放つためには何が必要か、小柄な球児にとって参考となる選手ではないだろうか。軽快なショートの守備にも注目してもらいたい。(西尾典文)

堅実な守備とパンチ力溢れるバッティングが魅力の武岡龍世(八戸学院光星)


関連記事



PICK UP!

新着情報