カラダづくり

糖分にはなかなか手を出せない球児たちへ。チョコレートの意外な利用法

2016.5.5
  一粒のチョコレートは集中力とやる気をアップさせるかも

 バランスのよい食事を心がけているアスリートにとって、お菓子とのつきあい方は悩ましいところではないでしょうか。お菓子を食べることが毎日の習慣になってしまうとどうしても糖分をとり過ぎてしまう傾向にありますが、適度な量やタイミングによってはコンディションを整えるよい栄養補給となります。中でもチョコレートは活性酸素を減らすポリフェノール(カカオポリフェノール)が含まれており、激しい運動を行うアスリートにとって、上手に取り入れたいものの一つです。

 食事のタイミングを考えてはいるものの、プレー中に空腹におちいってしまうことは誰しも経験したことがあるのではないでしょうか。エネルギー源が不足し、血液では血糖値が下がってしまうことで集中力を欠いたり、イライラしてしまったりすることがあります。こうしたタイミングで一口サイズのチョコレートやあめ玉など糖質を含むお菓子を補給すると、すばやく血糖値を上げる役割を果たします。アーモンドチョコレートを準備しておくと、アーモンドにはミネラル分の一つであるマグネシウムを含みますので、筋けいれんの予防にもつながります。さらに脳のエネルギー源はそのほとんどを糖質から得ているため、勉強や仕事などで頭をフル回転に働かせたときは、ちょっとした甘いもの(糖質を含むもの)をとると、集中力の回復や作業効率、やる気のアップも期待できます。

 このほかにもダークチョコレートには炎症症状の指標とされているCRP(C-リアクティブ・プロテイン)を適正値にするという研究報告もあり、抗炎症作用があるといわれています。運動後に起こる筋肉痛などの炎症症状を和らげる効果も期待できるとのことで、運動後に少しつまんで食べてみるのもよいかもしれませんね。食事に影響を及ぼすようなことがないよう適量にとどめつつ、心身ともにリフレッシュできるチョコレートを間食やいざという時の集中力アップに役立ててくださいね。


  


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