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【八千代松陰】選手座談会|習志野に追いつけるようにやっていきたい!

2020.3.5

昨年夏の千葉大会準優勝校であり、2年連続でプロに選手を送り出している八千代松陰。学校取材の最後は恒例の選手座談会。キャプテンの永戸涼世くん、ピッチャーの三橋朋徳くん、サードの西澤慶悟くんが参加してくれました。


座談会メンバー

左:永戸涼世(ながと・りょうせい)2年 ショート キャプテン
中:三橋朋徳(みつはし・とものり)2年 ピッチャー
右:西澤慶悟(にしざわ・けいご)2年 サード

決勝で感じたライバル校との個々のレベルの差


――野球を始めたきっかけを教えてください

三橋「父と遊びでキャッチボールをやったり、家から球場が近いのでロッテの試合を見に行ったりしていて、小学校1年生からチームに入りました」

西澤「自分は小学校1年から2年生になるくらいまでは野球もサッカーも両方やっていました。2年生の時にどっちを続けようか考えた時に、親から野球の方が礼儀とか学べるんじゃないかとも言われて野球を続けました。個人的にも野球の方が楽しかったです」

永戸「3つ上の兄が小学校3年生から野球を始めて、その練習についていくようになったのがきっかけです。小学校1年生からチームに入りました」

――八千代松陰に進学した理由は?

西澤「自分はまず野球を第一の軸で考えていました。その中で勉強も両立できる学校を調べて、中学のチームの先輩もいたというのもあって決めました」

三橋「僕は父親が八千代松陰の野球部のOBで、中学の先輩も来ていて、環境面や勉強もできると思って決めました」

永戸「自分も野球を中心に考えていましたけど、野球だけではだめだと思って勉強も高いレベルでできる学校の中から選びました。あと中学の県の選抜チームで三橋と一緒になって、三橋からも誘われたというのもありますし、あと去年ドラフトで指名された長岡(秀樹)さんのお父さんが中学の野球部の先生だったという縁もあります」

――ちなみに他の学校と迷ったとかはありますか?

永戸「勉強的に届きませんでしたけど県立船橋です」

三橋「自分は(八千代松陰)一択でした」

西澤「自分は最初、検見川高校を考えていました」

――中学時代は軟式、硬式どっちでしたか?

永戸・三橋「軟式です」

西澤「自分は硬式の船橋ボーイズです」

――チームの中での軟式出身、硬式出身の割合はどんな感じですか?

永戸「自分たちの代は軟式が圧倒的に多いです。一つ下の学年は半々くらいですね」

――永戸くん、三橋くんは軟式から硬式になって苦労したこととかはありますか?

永戸「県の選抜の時にKボールを使っていたので少しは良かったですけど、最初はやっぱり重さに慣れなかったで。あと一番難しかったのはバッティングです。芯でちゃんととらえないと飛ばないなと思いました」

三橋「自分はそこまで苦労したというのはないですね」

――平日の全体練習は短いみたいですけど、やっている選手としてはどうですか?

永戸「短い時間の中でどれだけ濃い練習ができるか、先生に言われるのではなくて自分たちで考えてどうやっていくかが大事だと思います」

――勉強もしっかりやらないといけない学校という話ですけど、普段どれくらい勉強はしていますか?

永戸「自分はテスト前だけですけど、その分授業に集中するようにしています」

三橋「赤点をとらないように、分かるところ、基礎のところだけはしっかりやるようにしています」

西澤「自分はやる気のある時とない時のムラがあって、やる時は毎日少しずつやるんですけど、ない時は何もしていません(笑)」

――ちなみに三人の中では誰が一番成績がいいですか?

三橋「圧倒的に永戸です。野球部の中でも一番です」

――練習が休みの日はありますか?

三橋「決まった休みはなくて月に1日くらいです」

永戸「ただアクティブレストという感じで、月に1,2回くらい強度が低い練習の日もあります」

――一番きつい練習は何ですか?

永戸「球場の四隅にコーンを置いて、その周りを時間を決めてインターバルで走るメニューがきついです」

――今のチームの課題、個人の課題は何ですか?

永戸「チームとしては指示できる人間が少ないというのがあります。人数も多いので、まとまりを出すためにもキャプテンの自分だけじゃなくて、多くの部員が引っ張れるようにならないといけないと思います。個人的には守備面では他のポジションとの連携がまだまだだなと思いますし、打つ方はチャンスでの勝負強さが課題だと思っています」

三橋「チームとしては永戸と重なるんですけど、指示できる人間が少ないことと、一人ひとりが考えて行動できていない時があるのが課題だと思います。個人的には、空きは先発してもリズムを作れなかったのでまずはコントロール、その次に球威という感じでフォームを固めて春はエースとして投げられるようにしたいです」

西澤「練習についても先生の意図したレベルを下回っていることが多いので、まずはそれを上回れるように全員が意識してやっていかないといけないと思います。個人的にはバッティングが今不調なので春までにしっかり調子を戻すことです。あと夏に決勝で習志野とやって、個々のレベルの差を感じたので追いつけるようにやっていきたいです」

――監督はどんな人ですか?

西澤「野球だけではなくて、将来のことを考えて礼儀や普段の生活についても色々と指摘してくれるので、自分のことをよく考えてくれているなと思います」

永戸「西澤からもありましたけど、自分のことをよく見て考えてくれていますし、今だけではなく先(将来)を見て指導してくれていると思います」

三橋「何かこれをやれというのではなくて、色んな方向性や選択肢を示してくれて、自分たちに考えさせてくれています」

――最後に将来の夢、目標を教えてください

永戸「まずは大学に進学したいですけど、野球を続けるかはまだ考えています。ただ将来的には長く続けてきた野球なので、何か野球界に関わって貢献できるように仕事ができたらいいなと思っています」

三橋「自分は大学でも野球を続けるつもりです。その先は4年間続けた中で考えられればなと思います」

西澤「これから気持ちが変わるかもしれませんけど、野球は高校で一区切りのつもりです。まずは勉強して大学に行って、将来のことはその後考えようと思います」

三人ともありがとうございました!
(取材・写真:西尾典文)

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