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【2019甲子園】大会第3日 注目ポイント

2019.8.7

「第101回 全国高校野球選手権記念大会」大会3日目の注目ポイントを、おなじみの野球ライター西尾典文さんが紹介!


大会第3日の注目ポイント!

【対戦カード】
米子東(鳥取)vs 智弁和歌山(和歌山)
明徳義塾(高知)vs 藤蔭(大分)
前橋育英(群馬)vs 国学院久我山(西東京)
敦賀気比(福井)vs 富島(宮崎)


今大会は捕手に注目選手が多いが、この日は全試合に注目の捕手が登場する。東妻純平(智弁和歌山)、安田陸(明徳義塾)、須永武志(前橋育英2年)、宮崎恭輔(国学院久我山)、黒田直人(富島)の5人だ。
捕手を評価する軸となるのはやはりそのスローイング。イニング間のセカンド送球が2.0秒を切ると強肩と言われるレベルで、東妻はコンスタントに1.8秒台をマークしており、Timely!WEBのタイムランキングでも上位にランクインしている。ただ、テレビではなかなかそのスローイングを見る機会がないため、実戦で投げる姿に注目してもらいたい。

もう一つスローイングで参考になるのが投手への返球だ。捕球してすぐに速いテンポで返球する捕手もいれば、1球1球丁寧にゆっくりと返す捕手もいる。注目してもらいたいのはその返球に意図があるかどうかだ。よくリードというと配球のことを指すと思われがちだが、場面や投手の状態によってリズムを変えたり声をかけたりするのもリードの大事な部分である。返球する時に何か変化をつけているか、どのタイミングで投手に声をかけているのかなどを見ると参考になることも多いだろう。

また東妻、安田の二人は下級生の頃から正捕手を任せられながら、今年の春は試合から外されるなど悔しさも味わっている。一度ベンチから野球を見る経験をしたことで、彼らの中に何か変化が見られるかにも注目してもらいたい。(西尾典文)


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