ギア

型をつけるのではなく、型を探す!グラブの性能を引き出す選び方

2019.6.25

多くのメーカー、モデルがある最近のグラブ。そんななかでもバリエーションが豊富なのが投手用と内野手用だ。主にこの二つのポジションをベースに、タイプの見分け方と選び方を教えてもらった。


投手用

グラブの“顔”をしっかりと見ることが大事だね

まずグラブを並べて比べて見るとよく分かるよ。縦型と横型で全然顔(グラブの形)が違うよね。真ん中はその中間かな。投げるときにグラブを持つ手に力を入れてぎゅっとつぶして使いたいなら横とじだよね。縦とじでそれをやったら型が崩れるから。菊池はこっちのタイプだね。大谷は逆にグラブをつぶさずにそのまま使う。そうやって投げる選手は縦型がいい。自分が投げるときにどうやってグラブを使っているか、確認してから選ぶようにしてほしいね。


【縦型】
親指と小指がスムーズに閉じ、縦にグラブを使うタイプ。投げるときにグラブを持つ手にあまり力が入らない選手はこちらを選ぼう。


【横型】
親指以外の4本の指でつかむように握るタイプ。投げるときにグラブを持つ手に力が入り、潰すようにして使いたい投手におすすめ。

捕手用

昔より扱いやすいモデルが増加している

昔は一点じゃないと音が出ないミットが多かったけど、最近はそんなこともないね。扱いやすいもの、投手にいい音を聞かせやすいタイプも増えてるよ。


内野手用

5本の指を使ってグラブに当てるタイプ



【横型】
内野手でよく見るタイプ。ゴロに対してグラブを横に広げて、親指と人差し指の間に当てて、掴まずにボールを落として持ち替えるイメージの使い方。

最もオーソドックスでシンプルな使い方



【斜め型】
一番癖がなくてシンプルなのがこのタイプ。親指と中指でつかむイメージだけど、全部の指を使うオーソドックスなスタイルで、迷ったらコレ。

親指の力が必要で子どもには難しい場合も



【縦型】
親指と薬指、小指で縦にグラブを使うからポケットが深くなるタイプ。天然芝でプレイするメジャーリーガーが使っているのはこのタイプが多い。

外野手用

縦型のみでシンプルな外野用


外野のグラブを横に使おうなんてことはないから、一番シンプルだよね。はめた時の感覚と好みのデザインで選ぶ決め方で今のグラブなら問題ない。

NGなグラブの使い方

不自然なシワができるようなら要注意



タイプに合った使い方をすることがとにかく重要。横型を縦に使っても縦型を横に使っても変なシワができる。こうなると負荷が大きくかかって劣化も早くなってしまう。

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