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野球専用中敷きが生み出す、圧倒的なはき心地。注目のニューバランススパイクの秘密 〜後編〜

2016.5.16

アメリカの野球選手に根強い人気を誇るニューバランスの野球用スパイク。
満を持して昨年2月に日本に初上陸し、2016年からはシアトルにてプレーする青木宣親選手や阪神タイガースの岩田稔投手とアドバイザリー契約。発売1年目の昨年は高校野球対応モデルを始め、店舗やユーザーからの反響が高く、ますますの注目を浴びている。
スニーカーやランニングシューズでお馴染みのニューバランス野球スパイクは実際どんなシューズなのか、後編では、高校球児向けに日本で開発された“AB100”、“AB150”について、商品開発を担当している石橋氏に話を伺った。


裸足感覚で走れるシューズを追求した“AB100”

私たち人間は裸足で立っているときが一番、足元が安定すると言われている。
裸足で立つとよくわかるのだが、かかととつま先の高さの違いはまったくない。いわゆる平面である。
しかし、ハイヒールやランニングシューズなどをはくと、かかととつま先の高さが変わってくるのがわかるだろうか。ニューバランスではここに着目し、少しでも裸足感覚に近づけるために、ミッドソールとかかとの高低差をなくしながら、軽量性に優れたクッション材を組み込んだフラットな接地感をにこだわった製品を開発した。

「ニュートラルなポジションですと、足元の安定感はもちろん、筋力を最大限に生かせるし、関節の可動域も広がってくるのです。腱を収縮させてピンっと伸ばしたときに最大のパフォーマンスを発揮できると言われていて、裸足だとそれに近い動きが可能になるんです」。

 クイックな動きをサポートするAB150のソール

裸足でものをさわったり、動くとあらゆる筋肉が刺激される。集中力がアップしたり、パフォーマンスが向上するなど、裸足感覚に近いスパイクは実際にプレーする選手たちに好影響を及ぼすことがわかるだろう。

そうした裸足感覚を目指して作られた“AB100”は、フィット性を発揮するシームレスなアッパーが魅力。バツグンの軽量性、柔軟性、屈曲性があるので、投手から野手まで幅広い選手の足を活かすスパイクなのだ。



“AB100”をさらにバージョンアップさせた“AB150”が発売

“AB150”は、“AB100”をさらにバージョンアップさせ、軽量性、はき心地、グリップの効き具合、動いてるときのレスポンスのよさを主に考えて作られたスパイクである。踏み込んだときの反発が優れているので、選手自らが動きたいと思う動きにスムーズについてくる感覚をもたらすことができる。

 カモフラ柄が搭載され、ワンポイントなおしゃれも忘れない

「高校生向けのスパイクは真っ黒が常識。とはいえ、ちょっとでも他の人と違うスパイクを履きたいというおしゃれ心をくすぐるために、インナーにはカモフラ柄を採用しました。これは、アメリカでいうところの戦闘心、戦いに意気込むマインドなどを表現しています。軍隊をリスペクトしているアメリカの選手の足元は、カモフラ柄が全体に入っている場合もあるんです。ここ最近は野球用具にも少しずつ取り入れられたりしていて、今回のシューズにもさりげなく搭載しています」。

 3月に発売開始した“AB150”は、特に機敏な動きを必要とする選手に向けた心強いスパイクとなるだろう。練習量が増える、夏へかけての最強の相棒となるにちがいない。


▼AB150
AB100をバージョンアップして、クイックな動きにも即応するソールプレート、砂の侵入を防ぐ袋ベロを搭載。チラ見えする内側のカモフラ柄がおしゃれポイント。

●COLOR: BLACK
●WIDTH: 2E
●LENGTH : 24.0〜29.0
●アッパー素材:シンセティックレザー/メッシュ
●ソール素材:TPU/メタル
●WEIGHT : 約270g
●価格:15,000円+税


▼AB100
ダイレクトな接地感とフィット性を発揮するシームレスなアッパーが特徴。バツグンの軽量性、柔軟性、屈曲性で投手から野手まで足を活かす選手のパフォーマンスを引き出す。

●COLOR: BLACK
●WIDTH: 2E
●LENGTH : 24.0〜29.0
●アッパー素材:シンセティックレザー/メッシュ
●ソール素材:TPU/メタル
●WEIGHT : 約280g
●価格:11,000円+税


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