選手に教わった、歩幅を合わせる事の大切さ

焼津水産では7年間監督を務め、春、秋の県大会にも出場。夏もベスト16まで進出するなど結果を残した池田監督。しかしその後異動した島田商では大きな挫折も味わうことになる。
「島田商に異動して最初は部長だったんですけど、監督が体調を崩されたこともあって、1年目の秋の大会が終わった後から監督になりました。島田商は当時なかなか勝てない時期で夏も4年続けて初戦敗退だったんですけど、監督になって最初の夏はベスト8まで勝ち進めました」
ただ大変だったのはその後だった。2年生が秋の新チームになった時に練習をボイコットした。
「『監督が一生懸命やられていて、志も高いのは分かりますが、僕たちはそこまでのレベルを目指していません』という理由でした。最終的には全員戻ってくるんですけど、『ああ、そういう風に思っていたのか』と気づかされましたね。島田商の選手たちは焼津水産と比べても力のある子は多いし、プライドも持っている。それでいきなり来た監督からいろいろ言われても、ついていけないということだったと思います。自分が何とかしないといけないと思って突っ走って、ふと振り返ったら誰もついてきていなかったのです。それから選手に歩幅を合わせることが大事なんだなと思うようになりました」
後編ではそんな挫折からどう立て直して結果に繋げたのか。また監督として再び静岡高校に赴任してからの後悔や取り組みなどを紹介する。(取材・文:西尾典文/写真:編集部)
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