ギア

【一流選手のプレーとギア⑥】三浦大輔選手/伊藤光選手/銀次選手

2016.2.10
三浦大輔 選手[横浜DeNAベイスターズ・投手]
わずか失策9の好成績を支える相棒

 ハマの番長こと三浦大輔投手といえば、青いグラブがトレードマーク。「手が大きいので大きめのサイズにしているのですが、グラブ全部が革だと重いので、数年前にバックスタイルをメッシュ素材に変更しました。今はだいぶ軽くなり、2016年で25年目のシーズンを迎えますが自分にとっては修正する必要がない、完璧なグラブに仕上がっています」。
 グラブのおかげで24年間のプロ野球生活で失策はわずかの9。2011年に失策1を記録して以来この4年間のエラーは0。「ミスが少ないのもこの相棒のおかげです」。

三浦大輔 Daisuke Miura
1973年12月25日生まれ、奈良県出身。183cm、88kg、右投右打の投手。1991年ドラフト6位で横浜大洋ホエールズ(現横浜DeNAベイスターズ)に入団。背番号は18。97年に最高勝率、05年に最優秀防御率と最多奪三振を獲得。




伊藤 光 選手[オリックス・バファローズ・捕手]

大事に使うことで好プレーを生む

 グラブ選びは自分の感覚が一番大事だと伊藤捕手は言う。「はめてみてゴワついていたり、手の甲がきついと感じた場合はゆるめたり、細部にわたってこだわります。配色も気にしているので縫い糸の色を変えたり人とは違ったデザインにしています」。
 お手入れも重要で、ちょっとさぼっていたら試合の大事なところでミスをしたことがあるという。「きちんと手入れした状態で試合に臨んでほしい。泥だらけになったグラブを拭いたり、磨いたりすることでグラブがプレーを助けてくれるときもありますから」。

伊藤光 Hikaru Ito
1989年4月23日生まれ、愛知県出身。180cm、83kg、右投右打の捕手。07年高校生ドラフト3巡目でオリックス・バファローズに入団。背番号は22。14年にベストナイン、ゴールデングラブ賞、最優秀バッテリー賞を金子千尋投手と受賞している。




バッティング・グラブ
銀次 選手[東北楽天ゴールデンイーグルス・内野手]

外角低目にも食らいつける理想系

 球界屈指のミート力を誇る楽天の銀次選手は、ヒットを量産するために欠かせないのがバッティンググラブだと言う。「できるだけ素手に近い感覚で打ちたいと思っていますが、ただ薄いだけじゃだめなんです。生地が柔らかく丈夫なのがポイント。汗をかいてもすべらない究極のバッティンググラブを学生の頃から探していました。愛用しているバッティンググラブはそれらをすべてクリアしているだけでなく、外角の低目のボールがきてもなんとかボールに食らいつきヒットにできるのが魅力です」。


銀次 Ginji
1988年2月24日生まれ、岩手県出身。174cm、78kg、右投左打の内野手。05年 高校生ドラフト3巡目で東北楽天ゴールデンイーグルスに入団。背番号は33。13年に日本シリーズ優秀選手賞、14年にベストナインを受賞した。


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