ギア

めちゃ使い込んだグラブをRe-Birthに買い取ってもらったら

2020.5.25

Re-Birthの修理&修繕を終えた斎木くんのグラブ。まるで新品みたいにピカピカ！

斎木　使い込んだグラブがめちゃくちゃキレイになってる！　グラブの解体&修復作業を見たのは初めてなんですが、なんか感動しました！　細部まで職人さんたちの技術がいき渡っていて工芸品みたいで。改めてグラブは大切に使わなきゃって思わされました。

BEFORE→AFTERを並べてみるとその差歴然！　こんなにキレイになるなら捨ててしまうのはもったいない！

——BEFOREとAFTERを比較すると、すごくわかりやすいですね。手入れしてみると、新品の革特有のキュキュッという手触りがあって、潔癖気味な人でもこれなら安心して使えるんじゃないかなって思います。さて、修理&修繕を終え、思い出のグラブがこれから売りに出されるわけだけど、斎木くん、いまの気持ちはどうですか？

斎木　こんなにキレイにしてもらえて、グラブも喜んでいるように感じます。工程を見ながら、“このグラブで合宿の地獄ノック受けたよなぁ”とか、“内野の守備が上手くなりたくて練習頑張ったよな”とか、昔のことが蘇ってきました。それで今回のこと、父にも話したんです。最初は驚いていたけれどRe-Birthのことを伝えたら「野球をやりたい人に使ってもらえるなら、寝かしておくよりずっといいな」って理解してくれました。思い入れがあるものなので、野球を本気で頑張る人にぜひ使ってもらいたいです。

いま大学でプレーしている斎木くん。Re-Birthのリサイクルサービスは、ものを大切にできるだけではなく、出会うことのなかった2人の球児が1つのグラブを通じて繋がる面白さもある。

米沢谷　斎木さんにもグラブにも喜んでもらえて嬉しいです。私たちRe-Birthは今回の斎木さんのように使っていないグラブを譲っていただき、高品質で低価格のグラブに生まれ変わらせることで、一人でも多くの子どもたちに野球を始めて（続けて）欲しいと考えています。斎木さんに譲ってもらった大切なグラブを次世代のプレイヤーに繋いでいくことが私たちの使命ですので、提供する方が決まったらご連絡しますね。

斎木　ありがとうございます！

数日後、斎木くんのグラブが落札されたとの知らせが。購入したのは中学で野球を頑張っている息子さんを持つお父さん。落札の理由を聞いてみました。

——どうしてこのグラブを購入されたのですか？
一色で、あまり人と被らないメーカーだったこと。また“ムートン、裏革/指袋、ヘリ革を新品交換済み”とあったので、どのように中古グラブをリメイクされたのかも興味があり購入しました。正直、私の一目惚れです。

——届いたグラブを見てどう思われましたか？
息子と一緒に拝見したんですが、丁寧な仕上がりで感心しました。

——息子さんには、このグラブのことを話されましたか？
息子にwebサイトを見せたところ、手元にあるグラブが取り上げられていることにすごく興奮していました。私が取材を受けていることについても「マジかー！　すごいな」と驚いていましたよ。

——どんな風に使っていきたいですか？
野球道具、特にグラブは使っている人の野球への想いが伝わってきますよね。息子にはまだ大きいため、即戦力とはなりませんが、しっかりと手入れをして大切に使ってくれると思います。