学校・チーム

【明石商業】狭間監督が重視する「体のバランス」、ストレッチは継続することが大事!

2019.12.12
今、高校野球の指導者が懸念しているのは高校生の体の硬さだ。体幹が硬い選手が多い中、体操に基づいたトレーニングメニューを取り入れ、体を柔らかくするという方法もあるが幼いころから継続して行っていくことも大事だ。
「(昨秋のドラフト会議で西武からドラフト1位指名を受けた)松本(航)は、幼いころから母親に勧められて柔軟性を意識したトレーニングをしていたお陰で体が柔らかかったんです。高校3年間でケガをすることもなかったですし、高校生になっても“柔軟(のトレーニング)をやらないと気持ちが悪い”と言っていたほど。体の柔らかさは、それくらい大事なんです」。

お風呂上りにストレッチをする習慣を身につけるだけでもかなり変わってくる。肩、ひじの柔らかさと言えば前田健太(ドジャース)も有名だが、前田も幼いころから風呂上がりのストレッチを欠かさず行っていたエピソードがある。「継続は力なり」とはよく言うが、柔軟性を高めるストレッチは、根気よくやってこそ成果がしっかり出てくる。
「そうやって体を柔らかくして、ちゃんとした投げ方を身につけることが理想です。実は投げ方だけは、大きくなったら直せないんです。そのためにしっかり土台を作って、良い投げ方を固めていけたら一番良いですね」。



そしてもうひとつは、やはり野球以外での表情だ。「話をきちんと聞ける子。目をちゃんと見て話せるかですね。“話は目で聞け”とよく言いますが、人の話をちゃんと聞くことは大事です。こちらが話をした時の表情で普段からの本人の取り組み方が分かりますね」。

野球がうまくても、周りが見えない、自分のことだけしか考えていない子供はやはり敬遠される。普段からどんな目標を持ち、どう取り組んでいるか。地道にコツコツと毎日やるべきことを積み重ねれば、将来に得られるものはあまりにも大きい。(取材・写真:沢井史)

関連記事

  • 1
  • 2


PICK UP!

新着情報