
北信越大会の準々決勝で上田西に1−8で敗れセンバツ出場を逃した昨年の秋。
同じ県内のライバル・啓新が決勝まで進んでセンバツ出場し、1勝を挙げたことが今では刺激になっている。だが、指揮官からすると今でも北信越大会で敗れた悔しさが心の片隅に残っているという。
「ホームランで先制して流れが来たかと思ったけれど、最後まで下級生の投手に頼り切ってしまって、結果的に点差がついて(7回コールド負け)しまって。初戦でいい勝ち方をしていただけに(高岡第一に8−2)、あの大会は何としてもという気持ちは強かった。それだけに、今思い出しても悔しくなります」(田中監督)。
今は投手陣の競争が激しいが、上級生で柱になる投手が出てくればこれ以上頼もしいことはない。だが、近年苦杯を舐めている夏を制するには、やはり重視するのは積み重ね。「この練習時間を積み重ねていけば、考える力、質がついてくると思います」(田中監督)。豊富な練習量を誇り、“効率化”がどの方向に進んでいくかー。
夏のシード権がかかる春の県大会を前に、全体練習を終え、薄暗くなったグラウンドの片隅で自主練習する選手たちの掛け声が最後まで威勢よく響いていた。(取材・写真:沢井史)
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