カラダづくり

重要なコンディショニング調整。心がけたい試合に向けた栄養摂取法

2016.3.31
  バナナは消化吸収が早く、試合前のエネルギー源に適している


 前日は炭水化物を中心としたバランスを意識。当日は消化がよいものを中心に。

 試合にベストコンディションで臨むためには、食事内容にも気を配る必要があります。体調を整えるためにも前日の食事では脂っこいもの(トンカツやから揚げなど油を多く含むもの)や、お刺身などの生もの、また普段食べ慣れていないものは胃腸に負担をかけやすいので、避けるようにしましょう。炭水化物を中心としたバランスのよい食事を心がけ、果物などで糖質をプラスするとエネルギー源の確保につながります。

 また試合当日は、試合開始時間から逆算して食事時間を決めるように予定を立てましょう。たとえば午前中に試合がある場合は、試合開始時間の約3時間前を目安に朝食をとるようにします。試合直前のエネルギー源は朝食によって大きく左右されますので、普段から毎朝しっかり食べられるだけの体力をつけていくことも必要です。試合当日はストレスやプレッシャーなどから胃腸の機能が低下している場合がありますので、消化を助けるためにもよく噛んで食べることを心がけましょう。試合が午後に行われる場合は朝食は普段どおりにとり、そこから逆算して食事をとるように計画します。

 試合に向けた栄養補給の考え方としては、消化に時間のかかるものはなるべく早めに、試合が近づくにつれて消化のいい糖質を中心としたものを選ぶようにします。試合の1時間ほど前には消化吸収の早い糖質であるバナナやゼリー、パン、一口サイズのおにぎりなどを補食として取り入れるとよいでしょう。また食べるものと並行して水分補給もこまめに行うようにします。糖質を含んだスポーツドリンクなどはエネルギー源としても役立ちますので、脱水予防を兼ねて飲むこともよいでしょう。試合中はお腹が重くならないよう水分補給は少量ずつこまめに行い、飴やアーモンドチョコレートなどで糖質を補います。アーモンドにはミネラル分であるマグネシウムが豊富に含まれており、筋肉のけいれん予防としてもオススメです。




  


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