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【高校球児のための大学野球部ガイド】和歌山大学硬式野球部、選手座談会!

2020.2.4

国立大学でも全国で勝てることを証明したい

——和歌山大野球部の良いところを3点挙げるとしたら?

金谷「この中で一番学年が下の自分が言うと、いい意味で上下関係がないところです。下級生でも自分の意見が言えるんです。意見が出やすいのでチームとしての意見が出るのは良いと思います」

檜尾「それと、高校の時以上に野球以外のことを色々と教えてもらえます。例えば、自分がよく言われるのは監督さんから“身の回りのことが野球に繋がるんだよ”と。玄関では靴を並べるとか、気づいたことを進んでやっていくことの大切さをあらためて感じました」

大城「全国を代表するような選手がいる訳ではないのに、それでも勝てる野球ができるところです。レベルは高いとは言えないですが、他の大学では輝けなくても、エンドランがうまいとか、投手はけん制やフィールディングがいいとか、そういう特徴をしっかり活かして試合に出られるんです。それに指導者の方ともコミュニケーションをよく取るので、目上の方ともきちんと話せるようになりました」

——高校時代に戻れるとしたら、いつ頃に戻りたいですか?

檜尾「自分はやっぱり3年生の夏の大会の直前ですね。キツイ練習が終わって、最後の夏、という時期が一番いいです(笑)」

大城「自分たちの学年が唯一、3年間で一度も甲子園に出られなかったんです。3年生の春は県で優勝したのに夏はあっさり負けてしまったので、やっぱりその直前ですかね…」

檜尾「(金谷君を見て)この中で唯一甲子園に出ているんやから、思い残すことはないやろ!」

金谷「いや、ありますよ! 自分達は日本一を目指していたので、夏の甲子園の初戦で勝って、いつも練習試合で勝っていた下関国際に2回戦で負けたことは悔しかったです。強豪校とたくさん練習試合をして、自信を持って挑んだ夏だったので…。でも、戻りたいかと言われたら、勝てると自信を持っていた中国大会で負けた2年生の秋ですかね」

檜尾「それは贅沢ですね(笑)。甲子園に出ているのは羨ましいです」

——今年の目標を教えてください。

檜尾「自分は入学してすぐにチームが神宮大会に出場して、いきなり神宮大会の雰囲気を味わわせてもらったのですが、それ以降は全国大会に出られていません。神宮大会を知らない世代をなくしたいので、今年は絶対にリーグ優勝して神宮に行きたいです」

大城「自分も行きたいという気持ちは強いです。1年生の秋にリーグ戦で優勝して、2年の春も秋もリーグ戦では2位。1位が見えている中で優勝できていないので、今年こそ優勝したいです」

金谷「自分は1年春からベンチに入れさせてもらっていて、あと1勝で全国を逃した悔しさを味わっているので、今年はリーグ戦で優勝して国立大学でも全国で勝てることを証明したいです」

(取材・写真/沢井史)

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