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【高校球児のための大学野球部ガイド】桜美林大学硬式野球部、選手インタビュー

2019.12.10

選手座談会に参加してくれた吉岡隼学生コーチ(3年・リベラルアーツ学群・明大中野八王子出身)。野球部で唯一塾講師のアルバイトをしているということからも分かるように、チームきっての文武両道の実践者だ。そんな吉岡コーチには追加で野球と勉強の両立のポイントについて聞きました。


野球と勉強を両方しっかりやることの相乗効果


——吉岡君は昔から成績は良かった方ですか?

吉岡「そうですね。比較的勉強はできました」

——高校は明大中野八王子と聞きましたが、偏差値が70近くある学校ですよね?

吉岡さん「自分はスポーツ推薦で高校に入ったんですけど、授業は他の学生と同じでしたし、授業が長かったですね。勉強と野球の両立が大変でしたね」

——高校時代から勉強も大変だった環境という話ですが、何か意識していたようなことはありますか?

吉岡「大学で野球だけするのはナンセンスだと言いましたが(前回の選手座談会参照)、僕は高校も大学も勉強だけするのもナンセンスだと思うんですね。何か一つのことに打ち込むことは大事ですけど、色々な制約があるから自分で工夫するようになりますし、時間をどう使おうかという発想も出てくると思います。
高校時代に勉強が大変なので野球を辞めて勉強に集中していた学生もいましたけど、そうしたところで時間を無駄にするだけで、勉強ができるようになるとは思いませんでした」

——テクニカルな部分で工夫していたことなどはありますか?

吉岡「電車の移動時間は勉強するようにしていました。あと少しでもその日やった授業の振り返り、復習をするようにしていました。そうすることで学力の定着が違うと思います」

——大学生活での時間配分はどうしていますか?

吉岡「高校に比べて圧倒的に自由ですし、時間もありますからそんな中でどうやったら効率的に単位を取れるか、野球に集中できる時間を作れるかということは常に考えています。それも高校時代から訓練してきたことがあるので、あまり大変だとは思わないですね」

——現役の高校球児に対して勉強と野球の両立においてアドバイスなどがあればお願いします。

吉岡「野球と勉強を両方しっかりやることで相乗効果があったと自分は思っています。例えば勉強で『まあいいか』と思って手を抜いたら、それは野球にも繋がりますよね。逆も同じだと思います。両方をしっかりやるからこそどちらの実力も伸びると思うので、そこは伝えたいところですね」

ありがとうございました!
(取材・西尾典文/写真・編集部)

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