企画

【イケてるブラバンなう!!】作新学院｜レパートリーは４０曲以上！

2019.7.25

今回も『ブラバンなう』は拡大版でお届け！甲子園の常連で優勝経験もある栃木県の強豪校、作新学院・吹奏楽部の魅力を余すところなく紹介するよ。

レパートリーは４０曲以上！
暗譜で挑む心のこもった演奏に注目。

　今回ウサダーは、栃木県の強豪、作新学院にお邪魔したよ！
幼稚園から高校まであるとっても大きな学校で、現在吹奏楽部には103名（3年生44人、２年生25人、１年生34人）の部員がいるんだ。たくさん部員がいてもみんなすごく仲が良くて、パート練習で教室を移動するときに他のパートの子たちとすれ違うとハイタッチしたり、仲が良い子同士で部活用に使っているサンダルを左右交換して履いたりしていたよ。部内の空気が良いのがすごく伝わってきたなあ。

今回の取材先は作新学院

　甲子園で優勝経験もある作新学院だけど、ちょうど今の３年生が中学３年生の年に優勝していることもあって高校野球や応援に興味を持って入部した子もたくさんいるみたい。インタビューに答えてくれた土肥さんは入学して始めて観た試合の迫力に感動して、今では野球応援にもしっかり力を入れたいと感じているんだって。

（左上）吹部に入部すると部員の証として可愛いピンバッジが配られるだって。
（左下）ライフガードで一息。
（右）顧問の三橋英之先生はときに厳しく、ときに優しく部員のみんなを見守ってくれている。

　作新学院吹奏楽部は野球応援の他にも定期演奏会やコンクール、自主公演のコンサートを行なったりジョイントコンサートに参加したりもしているんだ。野球応援は吹奏楽部にとっても魅力の1つで、演奏会でも野球応援メドレーとして披露しているんだよ。応援曲のレパートリーは40曲以上あるんだけど、球場では部員の全員が全曲暗譜して演奏しているんだって！　ウサダーびっくりしちゃった。

　球場でもよく聴く「アフリカンシンフォニー」を作新では「OH 作新」と呼んでいて応援団やチア部の掛け声がすごく楽しいんだ。他にも演奏やエールに励まされる曲がたくさんあるから、ぜひ球場では作新学院・吹奏楽部の演奏に注目してね！

【演奏曲】OH作新（アフリカンシンフォニー）

ガンバリ部員にインタビュー!!　勝負を動かす“魔曲”と自分たちで作る応援のカタチ！

インタビューに答えてくれたのは、野澤舞さん（左／3年・副部長／トレーナー）と久保翔平さん（右／３年・応援指揮）。井津陽葵さん（中左／３年・部長）と土肥麻由佳さん（中右／３年・コンサートミストレス）にも吹奏楽部のことを教えてもらったよ。

——２人が中３の時に作新は甲子園で優勝しているけど、それがきっかけで入部したのかな？
野澤：部員のなかには優勝をきっかけに入部した子もいます。私も小学校のときから吹奏楽をやっていたこともあって、優勝ドキュメンタリーを観て「行きたい」という気持ちが余計に強くなりました。

久保：僕は吹奏楽をやっていた姉３人の影響で中学から始めたんですけど、進路を決めるとき、同じ中学だった土肥さんに作新に誘われたんです。実は作新の演奏は聴いたことがなかったんですけど、栃木で１番強いのは知っていたので、どうせやるなら強い学校がいいなと思って決めました。

——野球応援での２人の役割は？
久保：応援の指揮を担当しています。

野澤：トレーナーという役職で野球応援では曲選びなどをしています。作新は毎年新曲を入れるように心がけていて、仕事としては音源を持ってきたり、どの小節を使うかを決めたり。

——２人とも重要な役割。どうして担当したいと思ったの？
野澤：作新の魅力は曲数の多さだと感じていて、その伝統を引き継げるように今年も頑張りたいと思ったんです。

久保：僕は小学校の頃野球をやっていたこともあって野球が好きで。入部して野球応援に関わったときに指揮がかっこいいなと思ったのがきっかけです。

——試合のときはどうやって曲を選んでるの？
野澤：外で吹けない楽器の人たちがボードで曲の指示出し係をするのですが、その子たちが選んでいます。

——どういうところを見て選んでるの？
久保：試合の流れとか状況ですかね。あとは応援部隊の野球部の３年生の人たちとも話して決めています。

——自分たちでそこまで考えているなんてすごいね！　２人が好きな曲はなに？
久保：場の空気が盛り上がる「モンキーターン」！　球場で一緒に応援している野球部、チア部、応援部も全員が好きな曲だと思います。

野澤：私たちが１年生のときに新曲として入った「オペラ座の怪人」が好きです。これを演奏すると点数が入ることが多いので“魔曲”って呼ばれているんですが、今年もこの曲で流れを掴みたいと思ってます（笑）。