
今回の「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」日本代表の源田壮亮(埼玉西武)をはじめ、東京五輪金メダリストの森下暢仁(広島)らプロの現役で活躍するOBを多数輩出している大分商。そんな春夏通算22度の甲子園出場を誇る公立の名門に、またしても高級素材の投手が出現した。平田玲翔。地元大分出身の最速148キロ右腕だ。
本格的な投手挑戦は高校に入ってから。しかし、底知れない将来性を秘めた天然素材は、2年夏前に自己最速を更新。一躍、世代の球速ランキングで全国上位に顔を出したのだった。
いよいよ始まった高校ラストシーズン。今季の大ブレイクに賭ける注目の原石に迫った。
「打ち取る術」を増やすために取り組んだフォーク磨き
━━この冬は150キロを投げるための準備をしてきたということですが、具体的にはどんな取り組みをしてきましたか?どうしても上半身で投げちゃう癖があるので、もっと下半身を大きくして、できるだけロスなく投げられるような体づくりに励みました。体を大きくするために行ったことといえば、ウエートトレーニング。それもスクワットプレスしかしていません。おかげで以前に比べたら、倍の重量を上げることができるようになりました。
━━成果は実感していますか?
球が速くなったし、変化球もキレるようになったと自覚しています。
━━那賀誠監督は「フォームを固めることを意識して取り組ませてきた」と言っていましたが、フォームの中で大事にしていることを教えてください。
以前は結構足を上げて投げていましたが、今は2段モーションに変えて、ちょっとだけ足の上げ方をコンパクトにしています。やっとしっくり来るようになってきましたが、まだまだ課題はあります。トップの作りが遅いので、腕が後ろから出過ぎて、すぐ肩が張ってしまうんです。リリースもまだ安定していないので、もうちょっと高い位置でトップを作り、最大限胸を使って投げられるようにしたいです。自分自身は調子の良し悪しが“肩”でわかるんです。好調時は張りが出ないんですけど、悪い時はすぐに張ってしまいます。つまり、不調時は余計な動きが大きいんですよね。
━━現在は最速が148キロ。変化球はスライダー、カーブ、チェンジアップ、フォークを投げていますが、この冬はどの球種の精度アップに取り組んできましたか?
スライダーです。どちらかと言うとカットボールに近いんですけど、もっとキレを上げるために練習してきました。最近はフォークの改良にも着手しています。握りをちょっと変えて、スピードをアップさせる。スプリットに近いフォークですね。自分としては速いスピードで落ちていくというのが理想なので、なるべくそこに近づけたいと思っています。秋までは追い込んでからチェンジアップしかなかったので、打ち取る術をもっと増やしたいですね。






































