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【時短テクアンケート】日立第一/仙台第二/東海大市原望洋

2018.11.6

甲子園に出場経験がある高校はもちろん、夏の都道府県大会で上位に食い込む高校に時短練習についてアンケートを実施した。その結果、強豪校がこぞって実践する共通項がいくつかあることがわかった。今回は日立第一/仙台第二/東海大市原望洋の三校の時短テクを紹介する。


日立第一高校

(1)平日の練習時間
2時間半〜3時間

(2)現状の練習時間について感じること
茨城県では公立校にだけ、練習時間の制限がかかっている。「徹底的に鍛えて育てる」「量に裏付けされた自信」という今までの概念は通用しない。ある程度技量を持つ選手(特にバッテリー)がいることが必要条件。現状の練習時間で強くなるには、短時間で効果的な方法と、「考える力」を育まなければならない。

(3)時間をうまく使うコツ
心技体で「技と体」をできるだけ関連付け、「心」で違いを出して戦うと覚悟決めること。

(4)ウォーミングアップ
ボールを使った基本動作や補強運動などを取り入れる。他には、ベースランニングを取り入れ、試合での動きを想定し、強化するイメージで行うこともある。

(5)打撃練習
バックネットに向かって打つ、室内でマシンとスイング系ドリルを行う、補強運動の3班に分かれ、ローテーションを組む。

(6)守備練習
バットを持ったノックではなく、ポジションごとに手投げのゴロをとる動作反復練習。ケースノックを行う際は時間を測定する。

(7)走塁練習
テーマを明確に決め、各塁同時進行で行う。

(8)ミーティング
グラウンド上で、小グループに分け1分間ミーティングを行うほか、オープン戦で移動するバスの中で行
う。

(9)個人練習
毎日、自分の課題を日誌に書き、日々迷わずに練習に向かうようする。

(10)普段の生活で意識していること
昼食のお弁当や補食のおにぎりを食べる際、 食べるスピードを意識させる。

(11)その他、工夫していること
球拾いのスピードを早めるためにマネージャーが毎回時間を計測し、読み上げる。

日立第一高校(茨城)School data 

▶監督/中山顕
▶部長/鈴木寛明
▶部員数/2年生19人、1年生13人、マネージャー6人
▶創立/1927年

仙台第二高校

(1)平日の練習時間
3時間(朝練含む)

(2)現状の練習時間について感じること
現在のチーム状況においては適切か、少し短いくらいに感じている。

(3)時間をうまく使うコツ
インターバルの時間を詰めること。前もって練習時間を計画的に示し、その時間で良い練習をするにはどうすればよいかと、それぞれ逆算して考えることが大切。

(4)ウォーミングアップ
ブラジル体操系のダイナミクスと呼ばれる体操を行い、早く、多くの身体の部位を動かし続けることで、早く身体を温めるようにしている。

(5)打撃練習
ハーフ、ティー、バントの3カ所をローテーションでまわる。

(6)守備練習
打撃練習をする際、バッター以外は守備につき、活きた打球、実践の打球を真剣に受けることが、最よい守備練習になる、という意識で行う。

(7)走塁練習
専用の練習時間を設けるのではなく、紅白戦の回数を増やす。そうすることで、実戦形式の走塁練習ができるうえ、打撃、守備練習もできるので一石三鳥になる。

(11)その他、工夫していること
グラウンドに集まるときはもちろん、メニューとメニューの間は常にダッシュを心がける。キャッチボールの際、集中力を高めつつ、実践で行う様々な動作を取り入れる。それぞれの練習時間が決まっているため、マネージャーが時間を読み上げ、時間を意識させる。片付ける時間は、キャプテンが「〇〇分までに!」と声がけをすることで、素早く動くようにさせる。

仙台第二高校(宮城県)School data

▶監督/金森信之介
▶部長/佐藤貴志
▶部員数/2年生9人、1年生10人、マネージャー1人
▶創立/1900年


東海大学付属市原望洋高校

(1)平日の練習時間
2時間30分

(2)現状の練習時間について感じること
余力を残して次の日に向かえているので現在は満足している。

(3)時間をうまく使うコツ
選手たちが意識して行動できるかがカギ。課題をどう克服するのかがポイント。

(4)ウォーミングアップ
実践に近い形で行っている。

(5)打撃練習
1人が打つ本数を15本程度にしている。

(6)守備練習
30分以内で行っている。打撃練習内で行う練習を大事にしている。

(7)走塁練習
実戦練習時に行っているので、専用の時間を設けない。

(8)ミーティング
雨の日を利用して行っている。

(11)その他、工夫していること
複数の班に分かれてローテーションを組み、メニューを消化している。

東海大学付属市原望洋高校(千葉県)School data

▶監督/相川敦志
▶部長/濱崎雄作
▶部員数/2年生38人、1年生28人、マネージャー3人
▶創立/1986年

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