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3月20日センバツベストゲーム 常総学院×鹿児島実

2016.3.24
◆大会初日から注目選手登場

 3月20日、第88回選抜高校野球大会が開幕し、春の日本一を懸けた戦いが、ついに幕を開けた。日曜日ということもあり、スタンドは大勢の観客で埋め尽くされ大会初日は大いに盛り上がった。

 その中でも第2試合、常総学院対鹿児島実の試合は、プロ注目の投手、鈴木昭汰(3年)と打者、綿屋樹(3年)が対決する好ゲームとなったのだ。


◆常総ペースかと思いきや鹿実が応戦

 試合は初回から動き、常総学院の先頭打者、陶山勇軌(3年)がヒットで出塁し、1死1、2塁で四番宮里豊汰(2年)がライト前へ先制タイムリーを放つ。宮里は2年生ながら名門・常総学院の四番を任される強打者で、1打席目から早くもその期待に応えた。続く、六番中村迅(3年)もタイムリーヒットを打ち、2‐0とした。

 先制を許した鹿児島実もすぐさま反撃に出たいところだが、常総学院エース鈴木に抑えられる。だが、二回り目に入った4回に鈴木を攻略し始める。デッドボールなどでチャンスを作り、6番井戸田貴也(3年)、7番追立壮輝(3年)の連続タイムリーヒットで2‐2とし、試合を振り出しに戻した。


◆プロ注目同士の対決が勝敗の分かれ目

 そして、5回に四番綿屋とエース鈴木の対決が試合を大きく動かした。2死1塁の状況となり、打席に綿屋。鈴木が投じた初球を捉え、右中間を破るタイムリーヒット。見事、逆転に成功。試合はその後、鹿児島実がコンスタントに得点を重ね、2‐6で勝利を収めた。

 大会初日から繰り広げられた、プロ注目の綿屋と鈴木の対戦は打者・綿屋が制した。綿屋は、今後より一層マークも厳しくなるが、鈴木の初球を打ち砕いたように、積極的なスイングで勝ち進んでいってほしいところだ。


  


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