高校時点ではドラフト候補に名前が挙がらなくても、大学、社会人を経由してドラフト上位候補選手として大きく成長する選手も多い。今回は夏の甲子園に出場する選手の中から、そんな可能性を秘めた5選手を、おなじみ野球ライターの西尾典文さんに紹介していただく。
抜群のスローイングが光る強肩捕手
川崎広翔(日大三)
・ポジション:捕手・身長/体重:175cm/74kg
・投打:右投右打
この選手の注目ポイント!
低い軌道でセカンドまで届くスローイング化ければこんな選手!
小林誠司(巨人)寸評
東京でもナンバーワンの強肩と呼び声高いキャッチャー。しなやかさのある腕の振りから繰り出すスローイングは迫力十分で、シートノックのボール回しの時点から1人だけボールの勢いが違う。イニング間のセカンド送球は余裕を持って投げることが多いためタイムはそれほど目立たないが、実戦でも落ち着いた送球で盗塁を阻止する。フットワークの良さも目立ち、バント処理などの動きも軽快だ。課題だったバッティングも昨年秋と比べて着実に成長。西東京大会では6試合で8安打、6打点で5割近い打率を残し、四死球でも多く出塁した。持ち味である守備面をしっかり伸ばしていけば、将来はディフェンスタイプのキャッチャーとしてプロ入りも狙えるだろう。
(評価・写真:西尾典文)
関連記事
-
【Timely!的2022甲子園注目選手】#4 伊藤櫂人|大阪桐蔭(大阪)2022.8.9
選手 -
【Timely!的2022甲子園注目選手】#2 亀井颯玖|樹徳(群馬)2022.8.5
選手 -
【Timely!的2022甲子園注目選手】#1 嶽下桃之介|明豊(大分)2022.8.5
選手