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【Timely!的2022甲子園注目選手】#2 亀井颯玖|樹徳(群馬)

2022.8.5

高校時点ではドラフト候補に名前が挙がらなくても、大学、社会人を経由してドラフト上位候補選手として大きく成長する選手も多い。今回は夏の甲子園に出場する選手の中から、そんな可能性を秘めた5選手を、おなじみ野球ライターの西尾典文さんに紹介していただく。


粘り強さが光る実戦派右腕

 亀井颯玖(樹徳)

・ポジション:投手
・身長/体重:175cm/66kg
・投打:右投右打

この選手の注目ポイント!

丁寧な投球と走者を出してからの粘り

化ければこんな選手!

野村祐輔(広島)

寸評

粘り強さが持ち味の右腕。昨年秋はチーム内の新型コロナウィルス感染で出場辞退したこともあって、前評判は決して高くなかったが、前橋育英、桐生第一、健大高崎と県内の強豪を次々と破りチームを30年ぶりの夏の甲子園出場に導いた。
細身だが下半身の強さと粘りがあり、重心が上下動しないフォームが特長。球持ちが長く、140キロ台前半のストレートは数字以上に勢いがある。コーナーに投げ分けるコントロールも備え、左打者の外角に狙ってスライダーを投げることができるのも大きい。群馬大会の準決勝、決勝では疲れが出たものの、走者を背負っても最後まで大きく崩れることはなかった。
体が大きくなればまだまだスピードアップする可能性も高く、試合を作る能力は高いだけに先発タイプの投手として大成することも期待できるだろう。

(評価・写真:西尾典文)

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