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【誉】2年で「四強」のフィジカルを超えて、大阪桐蔭に追いつこう!

2022.7.9

最先端の取り組みを誉のプライドに

体づくりのために力を入れているのは、ウエートトレーニングだけではない。矢幡監督は言う。

「筋力、筋出力、身体操作性、柔軟性。こういった部分をバランスよく鍛えていかないと、パフォーマンスは向上していきません」

ただ体を大きくするだけでなく、自分のイメージ通りに体を動かすことを追求している。ヒントになったのは、平日50分の練習時間ながら選手を劇的に進化させる広島の新鋭校・武田の存在だ。矢幡監督は武田の岡嵜雄介監督に教えを請い、パルクールなどの身体操作系のトレーニングメニューを導入した。



2週間に1回「フィジカルテスト」を実施し、ベンチプレス、メディシンボール投げ、立ち幅跳び、スイングスピード、30メートル走などを測定する。矢幡監督が選手に伝えるのは、「監督・コーチと戦うな。自分と戦え」ということ。自分の数値を上げようと取り組むなかで、選手は自分への自信を深めていく。グラウンドに併設された室内練習スペースにはさまざまなトレーニング機器が置かれ、選手はフィジカル強化に向き合っている。



また、誉では定期的に遺伝子検査も実施している。「速筋や遅筋の特性や、腱、骨の状態、メンタルについてもわかるんです」と矢幡監督が言うように、選手の身体的な特性を把握できるメリットがある。矢幡監督は「日々、勉強して最先端の取り組みをすることで、誉のプライドにしていきたいと考えています」と胸を張る。


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