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獨協大学硬式野球部を紹介|選手インタビュー上山夏輝(3年・春日部共栄出身)

2022.2.4

スポーツ推薦の制度はなく、入部してくる選手は基本的に指定校推薦や一般入試をクリアした選手のみで中には浪人を経験している選手も在籍している獨協大学。そんなチームがなぜ結果を残すことができるのでしょうか? 選手と学生コーチにお話を聞きました。


1年生から4年生まで仲が良いのが一番の強み!

上山夏輝 3年 外野手(春日部共栄/埼玉県出身)


——まず獨協大に進学した理由、きっかけなどを教えてください。
最初は武蔵大学の課外活動推薦を受けたんですけど不合格になって、正直その時は獨協大のことは知りませんでした。その後、野球もしっかりできる大学ということで調べたら獨協大があるというのを知って、浪人覚悟で受かったらラッキーくらいの気持ちで受けたら受かりました(笑)。

——では夏の練習会とかにも参加してなかったんですね。
決まったのが12月の後半だったので、参加してないですね。合格してから電話して野球部に入りたいということ伝えて、2月に初めて練習に参加しました。事前に何も知らなかったんですけど、全員で一部昇格を目指して一丸となってやっていて、凄く雰囲気のいいチームで入って良かったと思っています。

——ちなみに高校の時はしっかり勉強していましたか?
いえ、寮に入っていたこともあって基本的には野球中心でした。テストに必要な点数をとるためにやるという感じでしたね。野球部の中では真ん中くらいだったと思います。あとは大学受験で頑張ったくらいです。

——大学に入ってから野球の面で苦労したことはありますか?
肩の強さが違うなと思いましたけど、特別何かに苦労したというのはないですね。ただ4学年で170人も部員がいるので、その中で自分のキャラクターをしっかり確立させることは大事だと思いました。高校も3学年で140人くらいいるチームだったんですけど、学年が上がっていけばある程度はチャンスがありました。でも大学は学年関係なく下級生でも力があれば使ってもらえるじゃないですか。だから逆に早いうちからアピールしないと上に上がっても埋もれてしまうので、そこは強く意識しました。
自分の場合は1年の時に肩を怪我してなかなかアピールできなかったので11月にいきなり坊主にして「あいつなんか面白いな」って思ってもらうところからスタートしました(笑)。普段の練習やクリスマス会でも盛り上げることは意識してやっています。

——全員の前でスピーチする機会もあると聞きましたけど、それは大変じゃなかったですか?
比較的話せていた方だと思います。そういう時こそアピールしないといけないと思ってやってました!

——野球以外の学生生活については高校と比べてどうですか?
まず寮生活だったのが、自宅から通うようになったのが大きな変化ですね。高校の時はグラウンドの隣に寮があって、寮、グラウンド、学校だけの行き来だったのが、今はそれ以外の時間が増えました。でもその分、練習の時間をいかに自分で確保するかということから逆算して、時間の使い方を意識するようになったと思います。

——アルバイトはしてますか?
友達の母親が働いている繋がりからユニクロで働かせてもらっています。アルバイトだけじゃなくて社員の方も一緒に働いているので、社会に出て働くことについて少し学べるのは良かったと思います。

——大学で野球をしたからこそ学べたことなどはありますか?
感謝の気持ちを持てたことが一番だと思います。大学に入って肩を怪我して2年間思うように投げることができなかったんですけど、色んな方が病院を紹介してくれて、亀田さんや他の選手からも大丈夫かと声をかけてもらったりしました。そんなこともあり、自分が嬉しかったことは他人に対しても積極的にしていこうと考えるようになりました。

——大学を卒業した後や将来のことは考えていますか?
野球は大学までというのは決めています。就職についてはまだ業種を完全に絞ったわけではないですけど、自分が成長できて組織としても成長を目指している企業がいいなと考えています。将来的には職場でも家庭でも存在感のあるかっこいい男、かっこいいパパになるというのが目標ですね。

——最後に現役の高校生に対して獨協大の野球部をアピールしてください。
大所帯なんですけど、組織として一つになって全員野球で取り組めているところが魅力だと思います。上下関係も良い意味でなくて、1年生から4年生まで仲が良いですし、組織力があるというのは一番の強みですね。

(取材:西尾典文/写真:編集部)

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