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獨協大学硬式野球部を紹介｜選手インタビュー石川祐暉（3年・専大松戸出身）

2022.1.26

スポーツ推薦の制度はなく、入部してくる選手は基本的に指定校推薦や一般入試をクリアした選手のみで中には浪人を経験している選手も在籍している獨協大学。そんなチームがなぜ結果を残すことができるのでしょうか？　選手と学生コーチにお話を聞きました。

大学で伸びる選手が多い獨協はオススメ！

石川祐暉 3年外野手主将（専大松戸／千葉県出身）

——獨協大に進学した理由、きっかけなどを教えてください。
獨協大に進んだ先輩がいまして、夏の練習会に参加したのがきっかけです。その時のチームの雰囲気が良く、全員が全力で打ち込んでいて、良い意味で高校野球らしさもあっていいなと思ったのが決め手になりました。

——高校時代に大学野球の知識はありましたか？
専修大が東都だということと、あとは東京六大学くらいですね。首都リーグと言われても、どこの大学があるのか全く知りませんでした。

——首都リーグの「二部」というのは気にならなかったですか？
特に気にならなかったですね。

——実際に入部してみての印象はどうでしたか？
大学野球って言うと少し軽いというかチャラチャラしているイメージもあったんですけど、入ってみると全く違いました。練習会でも感じましたけど、メリハリがあって練習は凄くきっちりやっていて、入る前よりも更に良い印象でした。

——指定校推薦で入る選手が多いと聞きましたけど、石川くんもそうですか？
はい。指定校推薦です。

——推薦をとるのは大変じゃなかったですか？
そんなに勉強していたわけではないですけど、テスト前はしっかりやっていたのでそこまで大変ではなかったです。野球部の中では3本の指に入るくらいの成績だったと思います。

——野球の面で高校から大学に入って違いを感じた点などはありましたか？
打つことも投げることもパワーが全然違うと感じました。高校時代にもっと体を作っておけばよかったですね。高校は金属バットの反発力で何とかなりましたけど、大学では自分の体の力が絶対に必要だなと思います。そういうこともあってトレーニングメニューが高校時代より多いですね。

——学校や普段の生活について高校と大学で大きく変わった点はどこですか？
一番は自分の時間が増えたことですね。授業も自分で受けるコマを決められるので、上手く組み立てられると空き時間も出てきます。1、2年の時は単位を取るのが結構大変でしたけど、必要な分はほとんど取れたので3年生になってからはかなり余裕ができました。空きコマでウエイトしたりすることが増えましたね。

——アルバイトもOKと聞きましたが、何かしていますか？
飲食店でやっていたんですけど、コロナがあって入れる日が減ってしまい、3年生になると就職活動の時間も必要になるので今はやっていません。でも接客を通じて言葉遣いや社会に出てからのマナーとかを学ぶことができたので、アルバイトをやって良かったなと思います。

——言葉遣いや人前で話せるように野球部でもスピーチの時間をとっていると聞きましたが、それは苦労しませんでしたか？
入ってきた時はなかなか上手く話せなかったですね。今は慣れてきてだいぶ話せるようになりましたけど、3分間で要点をまとめて伝わるように話すのは簡単じゃなかったですね。最初に4年生が上手く話しているのを見て凄いなって思いました。

——新チームからはキャプテンになったとのことですけど、どのような経緯で決まったんですか？
毎年決め方は違うんですけど、今年はまず学生コーチの中で話し合ってから亀田さんに伝えてOKをもらって発表されたという流れですね。少し前から自分たちの代で話している中でありそうだなという感じはしていました。

——まだ新チームになって1カ月くらいだと思いますが、キャプテンになってから意識していることや大変なことはありますか？
周りに見られているというのはすごく感じますね。自分のプレーや行動がチームに影響するので、今まで以上に一つ一つの行動に気をつけるようになりました。大変なことは自分のやりたいことや、周りにやってもらいたいことを伝えることですね。動いてもらうためにどう伝えれば良いかということはいつも考えています。

——大学生活はあと1年ありますけど、卒業後や将来のことは考えていますか？
野球は続けるとしても、硬式は大学までかなと思っています。就職については今まさに模索中で、業界も含めて色々調べながら考えているところですね。

——最後に高校生に対して獨協大野球部の良さを伝えてください。
個々でやるというよりは全員で一つの方向を向いてやれるチームですね。亀田さんと学生コーチを中心にしっかり取り組んでいますし、大学で伸びる選手も多いです。本当に野球が好きで、勉強も野球もしっかり取り組みたいなという高校生にはおススメだと思います。

（取材：西尾典文／写真：編集部）