企画

TASK FORCE〜関東連盟・学生委員の活躍〜

2021.9.22

73大学、約3000人が登録している関東連盟。試合の運営は学生が主体となって行っている。今年2月には広報企画会議を「JUNKO-WERKカフェ」と名付け組織の向上と認知度アップに努めている


球場手配から協賛企業獲得、感染予防対策までバッチリ!


コロナ禍に泣かされたスポーツ界だが、準硬は学生たちの知恵と情熱によって2020年の関東選手権大会(春)、サマーチャレンジカップ(夏)、関東王座決定戦(秋)の3大会を開催することができた。

昨年は試合開催の観戦予防ガイドラインを作成し、慶應大4年の片桐菜摘さんがGoogleフォームで連盟全選手の検温を管理。そのフォーマットを今年も引継ぎ、検温・体調管理・感染対策を徹底してリーグ戦含む全試合を遂行することができた。

東京都内で野球場が使えないリーグは運営に苦労したがオンライン会議を繰り返し工夫と知恵で乗り越えた。準硬の試合は「入場無料」であるため、大会の協賛企業獲得も学生が機動力を発揮して企業を回り行っている。

女子選手も歓迎デス! 女性委員もたちも大活躍中


北関東に1名、東都に1名女子選手がおり、男子部員と共に出場機会を狙っている。埼玉西武ライオンズ・レディースの田中美羽選手が日本大在学中に準硬の練習に参加するなど、東都連盟の女子選手推進の活動が評価され、WBFJ全日本女子野球連盟から「国内普及発展功労賞」が授与された。

関東に150人の女子部員がおり、女子マネだけでなく、選手として参加したい学生も歓迎している。今後は女子の連盟合同チームの編成なども検討中だ。

Twitter、インスタはお任せ♪ 慶応大のフォロワーは4,044人!


硬式に比べてメディアに取り上げられにくいため、学生たちが「広報部」となって自チームのPR活動を頑張っている。慶應大(@keiojunkobaseball)はインスタグラム1,530人、ツイッター1,827人、フェイスブック687人のフォロワー数を誇るSNS戦略NO.1チーム。

リーグ戦中はインスタライブで試合を実況中継するなど着実にファンを増やしている。「インスタを頑張ったら1年生が異例の22人も入部した」と話すのは明治大学(@meiji_junko)。大学の枠を越えて、試合結果や写真をオシャレにコラージュしたり、試合後選手インタビューなど企画を凝らした関東連盟インスタグラム(@kantojunko)など、学生たちの手によって、準硬の認知度は確実に広まっている。

古いグローブはリサイクル! 環境問題にも取り組みます


世界的な取り組みとして広がっているSDGs。持続可能な天然資源保全として関東連盟がグローバルポーターズ(株)と連携。古いグローブの再生利用に協力している。産学連携という形で社会性を学んでいる。

豪州編成、新興国支援などジュンコーの輪を世界に

海外遠征も活発に行っている。2019年11月に関東連盟で豪州遠征(12〜19日)、東都連盟独自でASEAN遠征(12〜24日)を行った。現地の野球選手との国際交流、世界への野球普及、子どもたちへの道具支援などを行うのが目的だ。

また、準硬という、日本にしかない文化を伝えることにも尽力した。豪州遠征ではプロ球団・アデレードジャイアンツと対戦。「JAPAN代表」として挑んだ関東選抜が中央大・近野佑樹投手(当時1年)の好投などで勝利。ウインターリーグ参加のNPB日本人選手も混ざる相手に勝ち自信をつけた。参加した約80人の学生たちのかけがえのない思い出になったはずだ。


2021年関東学生委員一覧

【六大学】渡邊もも(立教大4年)鈴木陸太(東京大3年)竹内文音(慶應大3年)首藤寧(慶應大3年) 山下優佳(明治大3年)【東都】小栁あい花(専修大4年)山田朋和(日本大4年)田口琳珠(日本大3年) 堺澤聡子(東洋大3年)山田力也(青山学院大2年)【神奈川】宮本倫汰郎(横浜国立大3年) 中静みなみ(横浜国立大3年)山根祥太(横浜国立大2年)山田恭太朗(関東学院大3年) 【新関東】◎梅田智司(創価大4年)平田正明(創価大3年)長田藍子(国士舘大世田谷3年) 【北関東】森下雄介(茨城大4年)三谷拓未(埼玉大3年)賀川芽依(群馬大3年)◎=学生委員長

こんなことをやっています!!


徹底した感染対策



選手の体温管理、健康シートを確認しながら主要大会を開催。経験をアップロードし今年も開催。


コロナ禍の戦略会議



コロナ禍での運営について知恵と工夫を話し合う場。国立オリンピックセンターで行われた。


協賛企業獲得



6企業が協賛した2020サマーチャレンジ杯。ベストナインにはオーダーグラブが授与された。


SDGsに参加



古いグローブを再生し、道具がなくて困っている人の下へ届ける活動を関東連盟も行っている。


女子野球との相互発展



女子選手の受け入れや活動支援を行う東都連盟がWBFJから表彰された(野球殿堂博物館にて)。


海外遠征と国際交流



2019年の豪州遠征の1枚。選手たちは現地の子どもたちと野球を通じた国際交流を楽しんだ。


アスリート学生寮



食事つきの学生寮「(株)共立メンテナンス」の学生寮と提携している。


就活セミナー実施



体育会学生の就活支援を行っている(株)ガーディアンシップの講座を1年生から受講。就活対策に備える。


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