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【監督から3年生へ贈るメッセージ】おかやま山陽高校監督 堤尚彦

2020.9.16

小さい頃から憧れた甲子園という舞台を奪われた今年。それでも最後まで高校野球をやりきった3年生たち。そんな3年生たちに向けて、監督にメッセージをお願いしました。今回はおかやま山陽高校の堤尚彦監督からのメッセージを紹介します。




みんなに忘れないでいてほしいのが、部活が全然できなくなって、普段通りに当たり前だった練習ができたらどんなに幸せだろうと思ったことです。

その時の気持ちを、絶対、大人になっても忘れてほしくないです。

無我夢中になって、一生懸命できるものが、たまたま我々の場合は野球だった。

それが別に野球でなくてもいいです。

無我夢中になれるものがあることがどれだけ幸せか。

ただ試合に勝って「甲子園、甲子園」と言っている時には気付けなかったことが、沢山あると思います。

甲子園がなくなって、最悪な状況でした。

でも、その中で色々と気付けたことはプラスに変えられる部分だと思うので、絶対に忘れないで、これからも野球のことを愛してほしいです。

これからの人生、もっともっといろんなことがあります。

人生90年としたら、まだおまえらは10代だから1回表裏です。

どんどん色々なことに挑戦して、色んな場所に旅でもいいから行って(できたら海外!)、色んな人と出会って、訳の分からない経験して、辛い経験を5年後に笑い話に変えられるような人になって下さい。

そして、必ず幸せになって下さい。

おかやま山陽 硬式野球部
監督 堤 尚彦

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