企画

【少年野球指導者のひとり言】梅雨時の試合

2016.6.3
試合前に集中力を高める”儀式”を行なうスポーツ選手はたくさん居て、その手法は多岐に渡ります。その”儀式”自体はどういう手法でも良いと思いますが、その時に共通しているのは「今日の試合は中止になるかも?」という気持ちは持っていないということです。

この時期は天候が微妙で、試合準備をしていても雨がパラついてくると「中止になるかも?」という気持ちが頭をよぎるものです。私自身も少年時代に経験がありますが、一度集中力が切れてしまうと、なかなか立て直せないものです。そこで周囲の大人(指導者や父兄)の対応は重要です。

「これじゃ今日は中止だな」

なんて安易に口走ってしまうと、小〜中学生くらいだと集中力が途切れてしまうケースがあります。
試合中の降雨中断の間なども注意が必要です。中断を挟んで流れがガラッと変わってしまうこともよくあります。

もちろん集中力を切らさないのは本人の役目ですが、正式に「中止決定」が出るまでは周囲の大人も「やるつもり」という空気を保って、子どもの集中力を途切れさせないことは必要だと思います。
天候が心配な日が続きますが、うちのチームも梅雨時に試合があります。子どもたちの集中力を持続できるよう、私も盛り上げて行きたいと思います。


※Facebookページ「少年野球指導者のひとり言」より転載。


著者:廣川 寿(ひろかわ ひさし)
愛媛県出身。松山北高校時代に投手として選抜高校野球(春の甲子園)に出場。甲南大学時代は投手として阪神大学野球連盟の数々の記録を塗り替える。社会人野球まで投手として活躍。自身の息子が少年野球チームに入部したことをきっかけに学童野球のコーチとなる。現在は上場企業の管理職として働く傍ら、横浜港北ボーイズのコーチとして「神奈川NO.1投手の育成」を目標に掲げ、中学生の指導に情熱を注ぐ。


  


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