「第101回 全国高校野球選手権記念大会」大会4日目の注目ポイントを、おなじみの野球ライター西尾典文さんが紹介!
大会第4日の注目ポイント!
【対戦カード】花巻東(岩手)vs 鳴門(徳島)
飯山(長野)vs 仙台育英(宮城)
習志野(千葉)vs 沖縄尚学(沖縄)
高松商(香川)vs 鶴岡東(山形)
最近ではすっかり珍しくなくなった複数投手制による継投だが、この日はその形で勝ち上がってきたチームが多く登場する。先発完投型の絶対的なエースと呼べるのは香川卓摩(高松商)くらいで、プロ注目の西舘勇陽(花巻東)も岩手大会では主にリリーフでの登板だった。
仙台育英は宮城大会で50イニング戦ったが、4投手を満遍なく起用し、最も多いイニングを投げた鈴木千寿でも18回1/3だった。
鶴岡東も強力打線が話題となるが、山形大会では6人の投手を起用している。
プロでも難しいと言われる継投だが、当然一発勝負の高校野球では更にタイミングが難しくなる。特に甲子園の大舞台でいきなりピンチの場面で登板するような場合は投手へのプレッシャーは尋常ではないものがあるだろう。そんな中で監督がどんなプランを持って試合に臨んでいるのか、二番手以降に登場する投手がどのように準備をしているのか、そのような点に注目してみると面白い試合が揃っていると言えるだろう。
攻撃面では習志野の機動力が注目ポイント。千葉大会7試合で盗塁数は13だが、スキを逃さずに次の塁を狙う走塁で相手にプレッシャーを与える。長打がなくてもどうやって点を奪うかという良い材料となるだろう。(西尾典文)
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