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【2019甲子園】大会第2日注目ポイント

2019.8.6

「第101回全国高校野球選手権記念大会」大会2日目の注目ポイントを、おなじみの野球ライター西尾典文さんが紹介！

大会第2日の注目ポイント！

【対戦カード】
履正社（大阪）vs 霞ヶ浦（茨城）
静岡（静岡）vs 津田学園（三重）
星稜（石川）vs 旭川大（北北海道）
秋田中央（秋田）vs 立命館宇治（京都）

第1試合は大会屈指の右腕、鈴木寛人（霞ヶ浦）と履正社の強力打線の対決が見どころ。履正社は選抜の初戦で奥川恭伸（星稜）の前に17奪三振完封と完璧に抑え込まれて敗れているが、そこからチームを立て直してきた。奥川と同様に145キロを超えるストレートだけでなく、低めの変化球のレベルも高い鈴木に対してどのような対策を立ててくるのか、どのボール狙い球を絞ってくるのか、好投手攻略のカギを探るためには良い材料となる試合になりそうだ。

奥川は第3試合に登場。150キロを超えるストレート、手元で鋭く変化球など素晴らしい部分を挙げればキリがないが、現役の高校球児に参考にしてもらいたいのはプレー以外の部分にもある。ピンチの場面でも視野が広く、常に周りの野手に声をかけるなど気を配ることができるのだ。奪三振が多いからこそ、守っている野手は打球の処理機会が少なく、その分プレッシャーがかかることも多い。そういったことをよく分かっているというのも、安定したピッチングができる要因の一つと言えるだろう。

他の選手では履正社の小深田大地（2年）、井上広大の中軸、選抜でも好投を見せた前佑囲斗（津田学園）、奥川とバッテリーを組む強肩捕手の山瀬慎之助（星稜）、北海道を代表する強打者の持丸泰輝（旭川大）などにも注目だ。