企画

君に2019夏エール!帝京高校 チアリーディング部

2019.7.17

応援を盛り上げるチアリーディング。今回お邪魔したのは多くの甲子園出場経験を持つ帝京高校。〝どこよりも大きな声で〟をモットーに練習に励むチアリーディング部を取材!


帝京高校 チアリーディング部

帝京高校は過去3度の甲子園優勝経験を持つ名門。チアリーディング部もさぞや大所帯なのかと思いきや……「実は、他校の平均的な部員数の約半分しかいないんです」と 部長の平塚桃香(3年)さん。しかし、そこで負けないのが帝京魂だ。
「相手校の声に消されないように精一杯声を出すことを練習から意識しています。それに、人数が少ないからこそ、帝京のチア部は学年関係なく仲が良く、結束力があります」。

練習はかなりハード。先輩から振りを教わったらその日のうちにマスターしなければいけない。
「帰宅後も家で動画を観て練習したり、わからないことがあったら休み時間に先輩に質問したりして部活までに完璧にします。ただ、チアにはモーションと呼ばれる基礎の動きがあるのですが、振りに気をとられるとモーションをつい忘れてしまいます。モーションは全体の動きをそろってみせるために重要なのですが、この練習がきつくて辞めてしまう子もいます」。



帝京のチア部は、チアの大会などには参加しておらず、応援がメインの活動になる。そのため、野球部が負けると同時にチア部の3年生も引退となる。だからこそ、そこにかける想いは強い。
「私たち3年生は今年が最後の夏だから野球部に力になってもらえるように頑張ります。全国の高校球児のみなさんも悔いが残らないように頑張ってください」と熱いメッセージをくれた。

部長の平塚さんは頼れるリーダー。
窓を鏡代わりにして振りをチェック。

CLOSE UP!

「野球のポーズはどう?」と声をかけると、自然と役割分担する息のあった二人。
小島ゆいさん(3年・右)と庄司恵莉唯さん(3年・左)は大の高校野球好き。小島ゆいさんは小学生の頃に野球をしていたこともあり、地方球場や甲子園球場で高校野球観戦をするほどの入れ込みよう。庄司恵莉唯さんは高校野球が好きで、次第にプロ野球に興味を持ち始め、今では日本ハムファイターズの大ファンになった。

そんな高校野球好きのチアリーダーにとって、野球応援の魅力とは?

「応援を通じて一体感を感じられることが嬉しいです。でも、点が入ったときはうっかり振りを忘れて見入ってしまうこともあります」。

二人が見るに、今年の帝京高校は粘り強い。
「1回点数が離れてしまっても次の回で取り返してくれたり、コールドになりそうなときも持ちこたえてくれる。絶対に諦めないんです」。

粘り強い帝京高校の躍進に期待が高まる。

学校DATA

●住所:東京都板橋区稲荷台27-1
●部員数:18名
●活動日:月〜土
●主な活動実績:運動部(主に野球部、サッカー部)の試合応援。文化祭、体育大会での演技披露。


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