その他

【オススメ野球漫画】巨人の星 原作:梶原一騎、作画:川崎のぼる

2015.5.13
 野球の歴史を語るためには、野球漫画は外せない! ベースボールナイン編集部が、過去の人気作から最新作までの名作野球漫画を随時紹介します。

 第1回は、「巨人の星」(原作:梶原一騎、作画:川崎のぼる)。1966年から71年まで週刊少年マガジンで連載され、よみうりテレビ系でTVアニメ化もされたスポ根マンガの名作。40代後半以降の野球少年なら「思いこんだら試練の道を~」というテレビアニメの主題歌が、自然と頭の中に浮かんでくるだろう。

 昭和40年代が舞台のため、いま読むとトレーニング方法などは非現実的。魔球「大リーグボール」を生み出すために主人公の星飛雄馬が体に装着した「大リーグボール養成ギブス」には驚いた人も多いはず。元プロ野球選手の父・一徹の教えは、まさに「スパルタ教育」だった。

 球質が軽い飛雄馬が、プロとして生き抜くために生み出した魔球・大リーグボール。特に2号となる「消える魔球」は、エポック社のゲーム「野球盤」でも再現されるなど、様々なブームを呼び起こした。連載当時は、まだ権利関係も緩やかな時代だったため、当時のプロ野球のスター選手が、実名で登場しているもの特長。近年のプロ野球で「復刻」ユニホームをよく目にするが、その原型をこの巨人の星で見ることができる。

 現役の中学、高校生向けというよりは、お父さんがもう1回読み直して見るべき作品の1つだ。

 【講談社コミック】
巨人の星 既刊一覧

 【エポック社】
野球盤 歴史資料館


PICK UP!

新着情報