球児のお母さん、通称“やきゅママ”たちは球児のサポートに大忙し!なかでもお弁当づくりは毎日のことなのでとても負担になります。今回は、3名のやきゅママたちに、お弁当づくりのコツや悩みを聞いてみました!
球児の調子に合わせて献立作り やきゅママは日々奮闘している
——座談会のテーマは球児のお弁当についてです。皆さん普段から、野球部の息子さんにお弁当を作られているそうですが、どのようなことに気をつけていますか?
宇野 わたしはボリュームですね。特にお米をたくさん食べるようにチームから指導されているので、お弁当にも1〜2合は入れています。その分、おかずは息子の好物を入れたり濃い味付けにしたりして、ご飯が進むようにしています。
篠塚 うちは子どもがよく食べるんですよ。好き嫌いもなく、出せば出すほど食べるし体格もいい。だからこそ量よりも質を意識していますね。栄養バランスが偏らないように、いろんな味、いろんな素材を入れています。お米の量は1.5合くらいかな。
江見 うちはお弁当を結構残してくるんですよ。最初わたしも悩んだんですけど、1年生は昼休みに準備があってご飯を食べる時間がなかなか取れないらしいということを噂で聞いて。それ以来、準備がある日は丼物とかなるべく早く食べられるメニューにしています。
——なるほど。もともと食が細いんですか?
江見 早く食べられないんですよね。なので、回数を増やすようにしていて、帰宅後は、夕飯のほかに夜食をとります。本人も身体を大きくしなきゃという意識があって、昨日は寝ぼけながらチーズタルトを食べていました。
一同 (笑)。
——みなさん、お子さんたちの体質や体調、環境を考えて献立を作っているんですね。それにしても普通の感覚からすると、このお米が約1.6合入るサーモスのお弁当箱も相当大きいような気がしますが……。
一同 このくらいは軽いですね(笑)。
——野球部は練習が激しいですが、栄養面を考えて意識して入れているものはありますか?
宇野 まずは、身体作りをするタンパク質ですよね。お弁当には食が進むお肉、なかでも脂身が多くない鶏ムネ肉やササミなどをよく使います。あと、普段の生活のなかであまり食べさせるチャンスがないビタミン豊富な果物。カルシウムが摂れるチーズは多用します。
篠塚 うちもチーズはよく使います。息子の好物なので、今日のお弁当にも2種類のチーズ入りメニューを入れてしまったくらい。
江見 魚が嫌いなので、魚の栄養素を摂らせるために、鰹節はよく使いますね。あとはつくねとか味噌汁のなかに煮干の粉を入れたりします。
——お弁当づくりに便利な、オススメ食材はありますか? みなさんのお弁当を見ると、枝豆は必須みたいですね。
宇野 しらすも便利ですよ、さりげなく入れて、カルシウムが摂れる。
篠塚 わたしは豆苗。栄養価が高くて価格も安定していますよね。炒めたり、おひたしにしたり、お肉で巻いたりいろいろできます。あ、桜エビも便利。
江見 鰹節、しらす、桜エビ。さりげなくバランスよくするためには、こういう脇役食材をうまく使うことが大事なのかも。
一同 確かに(笑)。
宇野さんのこだわりポイント!
本日のメニューは、クリームチーズとキャベツ入りマカロニサラダ、枝豆、ミニトマト、りんご、鶏肉の卵とじとご飯。ポイントは、このお弁当箱の高い保温&密閉性を生かして親子丼にできるところ。これからの時期、心も身体も温まりそう。
【宇野博子さん】
旦那さまはシニアチームの監督。隼太朗くん(16)、竜一朗くん(14)、真仁朗くん(10)の3兄弟が野球に打ち込む筋金入りの野球一家。
篠塚さんのこだわりポイント!
本日のメニューは、大葉と梅肉とチーズの豚肉巻き、おくらの塩昆布和え、チーズオムレツ、枝豆、ミニトマト、豆苗ともやしとわかめの中華風スープ、おかかとシャケご飯。オムレツハ前日のジャーマンポテトを再利用した一品。時短テクが光る!
【篠塚京子さん】
都内にある私立高校の野球部で投手を務める勇汰くんのお母さま。料理関係のお仕事をされているだけあって、知識が豊富。
江見さんのこだわりポイント!
本日のメニューは、筑前煮、ゆで卵、ミニトマト、枝豆、つくね、おくらの牛肉巻き、かぼちゃの煮物、豚汁にご飯とふりかけ。ポイントは煮干の粉を入れたつくね。ハンバーグなどの練り物系は、子どもが苦手な食材をさりげなく入れるのに便利。
【江見照可さん】
都内にある私立高校の1年生、健汰くんのお母さま。一気に食べられない分、回数を増やすテクは食が細いお子さんを持つやきゅママ必見。
やきゅママ理想のお弁当箱って?
やきゅママたちのお弁当箱を見る目は厳しい!汁漏れしないか、保冷や保温はしっかりできるか、隅々まで洗えて衛生的か、丈夫ですぐに壊れないか、コストパフォーマンスは十分あるか……。今回使用したお弁当箱はすべての面で100点満点! 内容器は食洗機にも対応し、真夏、お弁当として麺料理を持っていくのにもぴったり。やきゅママたちにも大好評だった。
今回使用したのは……
サーモス ステンレスランチジャー/JBG-2000
問い合わせ先/サーモス株式会社 お客様相談室 0570-06-6966
〒959-0215 新潟県燕市吉田下中野1435
http://thermos.jp/
取材・文=高橋美由紀 写真=板倉淳夫