企画

緒方耕一師匠のプロ技道場「ワンランク上の走者になるべし」走路の把握編

2016.6.6

緒方耕一 師匠
1968年9月2日生まれ。熊本県出身。1987年に巨人に入団し、2度の盗塁王に輝くなど活躍。98年に引退し、2002年から通算7年間、巨人の外野守備・走塁コーチ。日本代表でも2大会連続で外野守備・走塁コーチ務めた。現在は野球解説者として活躍
















プロ技② 走路の把握
走路の位置取り一つで駆け引きができるのも走塁の魅力

最短距離を意識することは二塁走者として重要なことだが、初めから走路に入ってリードを取ると相手野手に作戦の意図を気づかれてしまう。

そうならないためにもリードは、セカンドベースとサードベースを結んだラインの後ろから取るようにしよう。そして、シャッフルをうまく活用し、走路に入ることが大事なのだ。

また、三塁走者はラインのやや外側でリードを取れば、キャッチャーからの牽制球が投げづらくなる効果がある。走り出す前に走路をしっかり把握し、少しでも相手野手を惑わせるような走塁を心がけよう。


〈二塁走者時〉

斜めに走り出してしまうと、サードベースを踏んでから大きく膨らんで距離をロスしてしまう。リードを生かし真横にスタートを切る。

〈三塁走者時〉

シャッフルで勢いよく出ると体重が右足にかかり戻れなくなる。最初のリードで距離を大きくとり、シャッフルは小さくする。



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