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【市立船橋】海上雄大監督|部長時代に感じた試合当日の違和感、監督に共有しなかった後悔

2024.1.4

野球部専用の野球ノートアプリ



——現在は2学年で87人と非常に部員数も多いですが、その中で全体に目を配る、気を配るというのは大変ではないですか?

海上 うちはおかげさまでスタッフの数も多くて、土日の休みの日は最大8人、普段でも6人いるので、そういう意味では助かっていますね。反応良く何かあればすぐ発信してくれますし、選手にも話をしてくれていると思います。私も含めて全員がうちのOBというのもやりやすい部分かなと思います。

——部長時代も含めて、以前から変えたことなどはありますか?

海上 変えたことは中長期的なスケジューリングですね。生徒たちにこれくらいの期間の間に何を目的にして、これくらいはできるようになってほしいということを、数値も含めて細かく出すようにしました。1か月、2カ月先までスケジュールを出して、それに合わせて1週間やその日のやるべきことまで落とし込むことまでしています。
細かく決めない方が良い面もあると思いますが、こうした方が生徒たちもどこで力を入れて、どこで抜けば良いかみたいなことが分かりやすいと思ったんですね。そうした方がやるべき時の集中力も上がる効果はあるのかなと思います。

——選手にとっても練習や取り組みにメリハリが生まれそうですね。

海上 近くの高等技術専門学校に元同僚がいて、そこの卒業制作ということで、野球部専用の野球ノートアプリを作ってもらって、それをもとに管理するようにしました。野球ノートで管理していたものをweb上で管理できるようにしたものですね。体重や体調の管理、その日やったことなどを生徒が入力して、我々スタッフがそれをチェックする。さっき言ったスケジュールもこれで管理しています、生徒にとっては移動時間に入力できるので、時間を有効に使えるという意味でも効果的かなと思いますね。

後編では若い頃と比べての海上監督の考え方の変化、生徒に指導する際に大事にしている部分などをお届けします。(取材・文:西尾典文/写真:編集部)

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