学校・チーム

【健大高崎】新2年生全員のベンチプレス測定会

2023.3.16

3月18日に開幕する選抜高校野球でも上位進出の期待がかかる健大高崎。取材日は新3年生はスキー実習で不在だったが、春以降のチームを担う新2年生によって熱のこもったトレーニングが行われていた。この日の様子について、トレーニング指導を担当している塚原謙太郎トレーナーの話を交えながら紹介する。


毎年1学年約30人の部員が入部してくるという健大高崎。チームの指導体制は常勤、非常勤合わせて多くのスタッフによって担当が分かれており、総勢で10人近くにもなるという。そのトップである青柳博文監督は選手のスカウティング、メンバー編成と試合での采配、そして卒業後の進路を主に担当しており、普段の練習は部長、コーチ、トレーナーに任せて基本的に口を挟むことはないという。
これまで大学や社会人を経由しての選手を含めて9人のOBがプロ入りしているが、東京六大学や東都大学の名門校へ進学するケースは年々増えている。青柳監督は「やっぱり進路が上手くいかないと力のある選手も来てくれませんから」と話すが、それもしっかりとした役割分担がなされている結果と言えそうだ。



そして青柳監督と塚原トレーナーがともに重視していることが故障の予防だ。前編でも紹介したトレーニングメニューは見ているこちらも苦しくなるようなものだったが、ただ負荷をかけるだけでなく、柔軟性がアップするようにストレッチなども重視しているという。



屋内のトレーニング場にはウエイトトレーニングの数字だけでなく、肩関節、体幹、肘関節における可動域、柔軟性、関節異常、姿勢異常などの数値などが一覧となって掲載されており、異常がある選手は一目で分かるようになっていたが、ここまで細かく取り組んでいるチームはなかなかないのではないだろうか。それだけ故障の予防に対する意識がチームとして高いことは間違いないだろう。


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