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【履正社】名将によるバッティング上達メソッド!(岡田龍生 監督)

2021.11.10

打撃指導に定評のある6人の名将が技術論を中心とした打撃論を存分に語っている『高校野球監督がここまで明かす!打撃技術の極意』(大利実/カンゼン)。その著書の中から今回は、履正社高校・岡田龍生 監督の章の一部分を紹介します。強打を武器に19年夏の甲子園を制した監督は、どんな打撃指導をしているのでしょうか?


岡田龍生の「打撃メソッド」とは?

1.斜めからのティーは廃止

選手同士で、斜めから普通に投げるティーは2年前にやめた。引っ張る打球を打つことになるので、バットが外側から出るクセがついてしまう。現在はスタンドティーを中心に、真横から投げるティーなど、工夫を凝らした形に進化している。

2.骨盤の幅の中でボールをとらえる

体の構造上、もっとも力の入る「ボディゾーン=骨盤の幅」でボールをとらえる。へその前をミートポイントにする意識を持つことで、手↓体の順で回転し、ヘッドが走りやすくなる。

3.手を引いた状態でボールを待つ

軸足に力をためた状態で投球を待ち、手をトップに入れておく。そうすれば、投手の投球に対して柔軟な対応が可能になる。

4.低めに手を出さない「目付け」を探す

基本的には目付けを上げて、低めの変化球を振らないように意識する。ただ、見え方は人それぞれなので、最終的には選手個々が自分に一番適している「目付け」のポイントを見つけることが大切。また、「打つべき球」を意識させて「打ってはいけない球」は意識させない工夫も必要。

5.やることを「明確」にして「徹底」させる

フリーバッティングは、決して「フリー」ではなく、「外野フライを打つ」「センターに鋭い打球を飛ばす」などテーマを明確にする。また、ファーストストライクは打ちにいくなど、当たり前のことも再度チームで共有させ、「徹底」させる。


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