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【準硬式】広ーい東北!移動距離350キロをつなぐ“東北地区リーグ”の絆

2021.9.28

東北6県中、秋田をのぞく5県の大学が登録する東北地区リーグ。広い東北をバスや車移動してリーグ戦を行う選手たちはたくましい! 春のリーグ戦中止に負けず「王座決定戦」と形を変えて運営委員たちはやり切った。


県緊急事態宣言で春のリーグ戦中止。「王座決定戦」として立ち上がった!


2016年宮城開催を支えた伊藤修宏委員長(東北学院大)ら学生委員のメンバー。

 「準硬式という選択がある」をキャッチフレーズに14大学(1部6校、2部8校)が参加する東北地区リーグ。北は青森から、南は福島まで。その長さは約450キロ! 青森大から試合会場の仙台市民球場までは
350キロ、バスで片道約5時間の移動距離となる。宮城県の緊急事態宣言の影響でリーグ戦が中止になるなか、学生たちは9チームで行う「東北王座決定戦」の実施を決定。青森はるか夢球場などを利用し、全試合を消化した。他地区同様、医療系の大学(4チーム)が不参加となったことが残念だったが、選手たちは野球ができることに感謝。王座戦の結果は1位東北学院大、2位仙台大、3位青森大となった。


最速145キロエース高橋侑也投手(3年・水沢)擁する仙台大は清瀬杯出場を決めた。

 仙台大は最速145キロの高橋侑也投手(3年・水沢)、打率5割7分1厘の橋本陽太選手(3年・帝京安積)らが活躍。清瀬杯の出場を決めた。「高校時代無名だった選手でも準硬式で全国レベルの力を発揮する選手もいる。広い東北には面白い選手が多いですよ」と鈴木隼人学生委員長(4年・東北学院大)。「まだ誰も目撃していないダイヤの原石」。東北地区にはそんな選手が潜んでいるかもしれない。
 全日本大会には東北学院大学が出場。63年ぶり2度目の日本一を狙う。


「伊達政宗」のマークをシンボルとした宮城開催の第68回全日本選手権(2016年)。



Koboスタジアム(当時)を使用して行われた東北地区の2015年秋季リーグ戦。


9ブロック大会出場の東北選抜は仙台一の元エースで山形大医学部の金原広汰選手も活躍。


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