トレーニング

肩が弱いと悩んでいる選手必見! 肩を強くする方法とは?

2021.5.10

肩が弱いと悩んでいる野球選手のみなさん、これまでどのようなトレーニングに取り組んできましたか? キャッチボール、筋トレ、ストレッチなど色々と試してきたことかと思います。それなのに、いっこうに肩が強くなる気配が無い…。その原因は「身体の状態と使い方」にあります。同じ身長、体重、筋力であったとしても差が生まれてしまうのは、効率よく力を伝えられる動作をしているかどうか?なのです。


腕だけで発生させられるエネルギーは、体幹から腕へと連動させて発揮させるエネルギーに比べるとかなり弱いことは分かりますよね?
例えば、ドライブ途中でエンストした車を押して移動させる場面があったとします。
この時、腕だけで押すのではなくしっかりと足で地面を踏み、体幹から腕へと力を伝えるように押す方が楽ですし大きな力を発揮できます。
上の例のように、地面をしっかりと踏んで体幹から末端へと力を伝える順番が重要なのですが、投球において腕に力みが生じると連動が途切れてしまい末端の加速も足りなくなってしまいます。
「肩力」と書くので肩周辺の筋肉を鍛えたがる人がいますが、それによって得られる成果は大きく無いと言えるでしょう。

「肩を強くしたい」と願う野球人のために、肩を強くするための考え方とトレーニング方法を紹介していきます。


体幹の力を末端に伝える連動性があるか

冒頭でも述べたように、末端だけで発生させられるエネルギーはそれほど大きくありません。体幹から末端へ力を伝えるような身体の使い方をする必要があるのです。
連動性を発揮するために必要な要素の一つとして、脱力が出来るかどうかが重要です。例えばムチの場合、中心部はそれほど大きく速く動かしていないのに末端は大きな加速が発生します。もし、このムチの末端までのどこか一か所がしなやかさを失い硬くなっている(人間でいうと力んだり筋肉が硬くなっている状態)と、末端まできちんと加速させることが出来なくなります。

身体の柔軟性・可動域は十分か

身体の柔軟性・可動域が十分でないと、力を伝えようとしても連動性に制限があり投げられるボールの強さにも限界が出てきます。ここでいう柔軟性とは、末端部分のみではなく体幹の可動性も極めて重要になってきます。先ほどもお伝えしたように、力を伝えるときにどこかで連動性が阻害されてしまうと末端へ力が伝わらなくなってしまいます。細いのに力強い球を投げられる選手は、連動性をうまく使えているからです。
もっと速い球を投げようと間違った鍛え方で身体を大きくしてしまうと、連動性が悪くなり前より球速が落ちたり、球のキレがなくなったりということを招く恐れもあります。

肩を強くするためのトレーニング

ここまで読んでくださった方は分かるかと思いますが、肩を強くするためには身体の使い方を学ぶ必要があります。ですが、いざ理想的な使い方をしようとしても柔軟性や可動域が足りなかったり最低限必要な筋力バランスが無いと「やりたいけど出来ない」状態になります。トレーニングによって自分の身体を整えることで、あなたのイメージを実現出来るようにしましょう。


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