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【少年野球指導者のひとり言】掴み取ってこそ価値がある

2015.12.5
うちのボーイズでは公式戦の度に背番号の入れ替えがあります。そして先日の新チーム最初の大会、来月から始まる次の大会でも幾つかの1桁番号は「欠番」になっています。これは「レギュラーは与えるものではなく、自らの努力で掴み取るもの」という考え方に基づいています。

与えられたポジションには誇りも責任も芽生えません。自らの努力で掴み取ってこそ、その過程に誇りを持ち、その価値を実感します。我々指導者も妥協せずに待つことにしています。

野球における背番号とはそれくらい重いものだと思います。選手がその重みを理解するためにも、指導者も大切に扱わなければなりません。
「欲しいものは努力して掴み取る」を身につけることで、子どもたちは自分の人生を自らの努力で切り拓いていく人になってくれると信じています。

※Facebookページ「少年野球指導者のひとり言」より転載。


著者:廣川 寿(ひろかわ ひさし)
愛媛県出身。松山北高校時代に投手として選抜高校野球(春の甲子園)に出場。甲南大学時代は投手として阪神大学野球連盟の数々の記録を塗り替える。社会人野球まで投手として活躍。自身の息子が少年野球チームに入部したことをきっかけに学童野球のコーチとなる。現在は上場企業の管理職として働く傍ら、横浜港北ボーイズのコーチとして「神奈川NO.1投手の育成」を目標に掲げ、中学生の指導に情熱を注ぐ。


  


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