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【少年野球指導者のひとり言】氷を多めに用意しましょう

2016.7.12
今日も「氷」の話です。
そろそろ梅雨も明けて「夏」ですね。夏の練習は指導者の皆様も大変です。幸い私は現役時代から暑さは全く苦にならないタイプだったので、夏は大好きです。

子どもの指導をする際には熱中症に注意しなければなりませんね。熱中症だけは気合いではどうしようもありません。

私はもう40代半ばですが、我々が子どもの頃に比べて自宅も公共施設も街中の至る所でエアコンが効いています。エアコンに慣れ切った身体は体温調節の機能が弱くなっているので、暑い場所で運動すると急激な温度の上昇に発汗が間に合わず、体温が上がってしまうケースがあります。こまめに水分を補給することも大事ですが、ちょっとキツめのメニューをこなした後は、軽く氷で冷やしてあげると効果的です。

冷却して効果的なのは「頭部」「首筋」「脇の下」の3カ所がとても効果が高いです。上記の箇所は大きな動脈が通っているので、この箇所を冷やすことで送血温度が下がり、体温の上昇を抑制に有効です。熱中症の時もこの箇所が効果的だそうです。

うちの投手陣はインターバル走を走らせた後で氷嚢を配って、軽いリフレッシュの時間を設けています。気分も変わって子ども達も元気になります。冷却時間が長過ぎると筋肉が冷えてしまい、その後の練習に支障を来しますので、あくまでも軽くリフレッシュ程度にしましょう。あと、意外と快晴の日よりも湿度の高い日の方が、汗が乾かないので、熱中症は起こりやすいです。この季節、気温が上がった時は要注意です。


※Facebookページ「少年野球指導者のひとり言」より転載。


著者:廣川 寿(ひろかわ ひさし)
愛媛県出身。松山北高校時代に投手として選抜高校野球(春の甲子園)に出場。甲南大学時代は投手として阪神大学野球連盟の数々の記録を塗り替える。社会人野球まで投手として活躍。自身の息子が少年野球チームに入部したことをきっかけに学童野球のコーチとなる。現在は上場企業の管理職として働く傍ら、横浜港北ボーイズのコーチとして「神奈川NO.1投手の育成」を目標に掲げ、中学生の指導に情熱を注ぐ。


  


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