
スタメンの座は2年生の丸山竜治捕手に譲ってはいるものの、チームの誰もが唯一無二の存在と認める真鍋大樹主将。「何が何でも勝ちにこだわる」と強い意志を持ち続け、ベンチで、ブルペンでチームを鼓舞し続ける男は、夏を目前に何を語るのか?
今度は熊本県で一番になって甲子園に帰る
Q1:現在のポジションを教えてください。
A:捕手です。
Q2:熊本工に進学した理由を教えてください。
A:自分がまだ小学校4年生だった2011年の夏、熊工が甲子園に出場しました。その時、杉内俊哉さん(巨人)のような柔らかいフォームで投げていた当時のエース・月田雄介さん(JR東日本東北)に憧れを抱き、高校で野球するなら熊工しかないと決心しました。
Q3:チームのスローガンは?
A:「奪冠」です。
Q4:チームの目標は?
A:甲子園に行く目標は叶いましたが、センバツは九州ベスト4で選ばれたに過ぎません。今度は熊本県で一番になって甲子園に帰ることです。
Q5:チームの強みは?
A:山口翔、赤星空を中心とした投手陣です。
Q6:チームの課題は?
A:打撃、走塁を含めた得点力です。
Q7:平日、休日の練習時間を教えてください。
A:平日が16時から4、5時間(自主練含む)。休日が朝8時からの9時間です。
Q8:現チームがとくに力を入れて強化していることとは?
A:走塁です。試合中に痛いミスでチャンスを潰すことが多いので。
Q9:ライバル視しているチームは?
A:秀岳館はもちろんですが、夏に照準を合わせてくる文徳や直前の大会で優勝している九州学院も手強いと思います。
Q10:過去に対戦した選手の中で「こいつは凄い」と感じた選手は?
A:福岡大大濠の三浦銀二投手です。直球と分かっていても手が出ない。変化球のキレも異常でした。まさに「言葉を失う」という印象を抱きました。
Q11:キャプテンとして常に意識していることは?
A:自分が機能しないとチームは機能しないんだと言い聞かせて、常に先頭で行動するようにしています。
Q12:キャプテンとして一番苦労している点は?
A:伝統校ゆえに負けが許されないという厳しい環境の中、選手たちの意識が停滞しないように常に盛り上げていかなければいけないことです。
Q13:キャプテンとしてもっとも嬉しかったことは?
A:みんなから「お前がいないと、このチームはやっていけない」と言われたことですね。
Q14:チーム内で流行していることは?
A:プロテイン摂取です(笑)
Q15:憧れの野球選手はいますか?
A:古田敦也さん(元ヤクルト)です。自分の理想をすべて備えた捕手だからです。
Q16:将来の目標を教えてください。
A:学校で学んでいる鉄鋼のスキルを活かした職業に就くことです。また、いつかは熊本に帰ってきたいですね。
Q17:もしも願いが叶うなら?
A:古田さんになりたいです!
Q18:監督ってじつはこんな人。
A:見た目以上に冗談がお好きみたいです。
Q19:最後にチームメイトへのメッセージをお願いします。
A:みんなで甲子園に行って、最後の夏を笑って終わらせようぜ。
真鍋キャプテン、ありがとうございました!
(取材・写真:加来慶祐)