企画

ライター栗田シメイのたった1つの後悔……「平田良介選手が大好きと噂の◯◯について聞きたかった!」

2016.8.10

 今回の「Timely!」本誌では、智辯学園の村上頌樹投手、中日ドラゴンズの平田良介選手のインタビューを担当させてもらいました。両者に共通しているのは、甲子園の舞台で印象深い活躍をしたことです。その活躍の根底にあるのは、鍛えぬかれたメンタルの強さでした。

 村上君は自分を徹底的に追い込み、「これだけやってきたから負けるはずはない」と自分を奮い立たせていました。一方、平田選手はマイペースを貫き、野球を楽しむ姿勢を忘れないことの重要性を説いていました。

 一見両極端な2人に見えますが、いずれも独自の理論をしっかり持ち、「全国の球児のためになれば」と自身の経験を基に丁寧に取材に応えてくれたことが印象に残っています。

 1つ後悔が残っているのが、無類の漫画好きという平田選手と漫画談議が出来なかったこと。最近の球児たちは漫画を読む時間も限られているという話も聞きますが、それでも「ダイヤのA」や「Major」といった漫画を支持する高校生は多いと感じます。

 個人的には、毎年夏の時期になるとあだち充作品を読み返してたくなります。野球はもちろん、それ以外の高校生活でも“共感”と“羨望”の感情を同時に想起させられるのはあだち充作品ならでは。現在連載中の「MIX」も、地区大会の決勝戦の最中で盛り上がりを見せています。いずれは球児やプロ選手との漫画企画を担当するチャンスがあればぜひ、とこの場を借りて宣言させて下さい。
 
 フィクションとノンフィクションの世界観の世界観を同時に噛み締めながら、来年以降も球児達の“一瞬の夏”にしか産み出せない筋書きのないドラマを追っていければ、ライターとしてこの上ない幸せです。



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