選手

侍ジャパンのメンバーから刺激を受けたコンディショニングの意識。中日ドラゴンズ・平田良介選手のパフォーマンスアップ術とは

2016.7.5


「なりたい選手像を常にイメージして練習に取り組むことが成長に繋がる」

大阪桐蔭時代にスラッガーとして名を馳せ、甲子園を沸かせた平田選手。
プロ入り後は、走・攻・守で高いレベルを維持し、
野球日本代表・侍ジャパンの一員としても活躍している。
平田選手が心がけている高校時代からの取り組み、そして今シーズンからの”変化”に迫った。


バランスのよい食事でナチュラルな筋肉を

 高校時代から食事に関しては、野菜を多くとることを心がけています。シーズン中の遠征先では焼肉など、肉料理が多くなりがちです。そのため名古屋にいるときは、9割9分自宅で奥さんの手料理を食べています。野菜、魚が多くて、バランスがいいんですよね。直接農家から仕入れた無農薬野菜を用意してくれることもあり、以前は苦手だった野菜ですが、今では好きになりましたね。

 あくまで僕の意見ですが、バランスのよい食事と日々の練習の中で“野球に必要な筋肉”を作ることができると思います。僕は高校時代から、過度なウェイトトレーニングはしてきませんでした。理由は、野球の動きの中で作られた筋肉が理想的だと考えていたからです。

トレーニングマシンに頼りすぎると走塁や守備に影響が出かねません。走り込みや、基本練習の中で筋肉をつけ、バランスのよい食事をとること。そのサイクルを繰り返すことで、野球に生きる自然な筋肉が作られていくと思います。


転機になった侍ジャパン選出

 これまで、コンディショニングで特別に気をつけていたことはありませんでした。ただ、手軽に摂れるプロテインがあったので、今シーズンから朝食前、就寝前にはプロテインを、試合前にはアミノ酸を摂取するようにしています。

 というのも、もともとケガをしやすいので、自分の身体をもっとケアするため、何かを変える必要性を感じていました。今シーズンからキャプテンに就任したこともあり、自分がチームに迷惑をかけるわけにはいかないという責任を背負ったこともキッカケになりましたね。

 また、侍ジャパンに選出された際に、サプリメントを使用している選手が多かったことも影響しています。中村剛也選手、筒香嘉智、中田翔といった身体の大きな選手たちが、こぞって高いコンディショニングへの意識を持っていることに刺激を受けました。

 使用し始めて変わったなと感じるのは、カルシウム、ビタミン、鉄分と試合中に不足しがちなエネルギーをうまく摂取できるようになったことです。中でも、アミノ酸に関しては高い効果を感じています。昨シーズンと異なり、試合翌日に疲れが残らないのでケガ予防にもつながります。その点は大きな変化を感じていますね。



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