トレーニング

うっかりやってしまわないための感染症対策

2016.4.25
  共有スペースでのうっかり感染にも注意しよう


 インフルエンザを始めとするさまざまな感染症は、その多くが乾燥した冬を中心に流行るものですが、感染症を引き起こすウイルス・細菌などが存在する以上、時期を問わず感染症予防を行う必要があります。特に流行りだしてからは他人との接触や免疫力の低下などによって、広まってしまうことが多いため、流行する前段階において、スポーツ現場にありがちなことを再確認しておきましょう。

●他人の目薬を借りて使う
他人の目薬を借りて使うことに抵抗のない選手も少なくありませんが、たとえば眼に異変があったときに目薬を使用し、その目薬を他人が使用すると感染する可能性は否定できません。目薬の指し方によっては、目薬の先端がまつげに触れてしまったり、手でまぶたを広げるためにさわった後、持ち替えたりして目薬の先端に手に触れてしまう等さまざまなケースが考えられます。洗眼薬などにおいても洗眼カップは使用前後に水道水で充分に洗浄するよう注意書きが添えられています。不要な接触を避けるためにも他人の目薬は使わないようにしましょう。

●足ふきマットはいつも清潔に
合宿所や遠征先のお風呂場などで足ふきマットを使うこともあると思います。普段から清潔に保たれていればよいのですが、多くの人が足を拭いて使用するため、水虫などの感染症にかかりやすく注意が必要です。水虫の原因となる細菌の多くは、湿度が高く気温が上がる時期に活発に増殖するため、夏場は特に気をつけるようにしましょう。入浴後や練習後などは蒸れないように足を乾燥させ、なるべく涼しく保つようにします。また共用のスリッパなどでも感染することがあるので、素足でスリッパを履くことは極力控えるようにしましょう。足指の間や爪の間などは自分専用のタオルを使って水分を拭き取り、清潔に保ちましょう。

●コップを使ったら次の人のために必ず洗う
コップの回し飲みによる感染症拡大も懸念されるところです。ただ使用前後でしっかり水道水で洗うことを義務づけると、感染症のリスクは低くなります。普段の練習でコップを共用しているところも多いと思いますので、飲みっぱなしにしないように気をつけましょう。流行の兆しがみえるときはマイコップを持参し、各自で管理することがより安心です。


  



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