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「東京六大学でプレーしたい」大学日本代表監督を父に持つ文武両道の善波力捕手も活躍

2016.3.8
明治大学善波達也氏の息子であり、麻生ボーイズで一人気を吐いた善波力捕手



父親は大学日本代表監督。勉強もできて野球もできる、文武両道を目指す

「第4回DeNAベイスターズカップ ~2016年神奈川県中学硬式野球選手権大会~」が3月5日から2日間、横浜スタジアムで開催。

ベスト4に進んだ麻生ボーイズの四番・キャッチャー・キャプテンを務める善波力(よしなみ・つとむ)。準決勝の湘南ボーイズ戦では、1回表無死一塁から仕掛けられた二盗を見事に刺し、ピンチの芽を摘んだ。肩には自信あり。体は166センチ70キロと、堂々たるものだ。
父は、桐蔭学園~明治大~東京ガスでキャッチャーとして活躍し、現在は明治大の監督を務める善波達也氏である。昨年まで大学日本代表の指揮も執っていた。

「小学3年生で野球を始めて、4年生からキャッチャー。フィールドのなかでのリーダーというか、監督みたいな存在でやりがいのあるポジションです。父とは家で試合のビデオを見たりして、いろいろなアドバイスをもらっています。いつも言われるのは準備の大切さ。試合に入る前の気持ちの準備。試合が終わったあとにはノートを書いて、次に生かす。練習や試合があった日は、必ずノートを書くようにしています」

中学2年生とは思えぬ、しっかりとした受け答え。成績はオール5に近い、文武両道球児でもある。
自身が野球を始める前までは、明治大の試合をほぼ毎週、神宮球場で見ていたという。今も当然、明治大の選手には詳しい。「明大のヒーローは?」と聞くと、「坂本誠志郎」(履正社~明大~阪神タイガース)の名前があがった。
「父からも話を聞いているんですけど、キャッチャーとしても人間的にも素晴らしい方。何度か話もさせてもらいました。坂本さんから学ぶところがたくさんあります」

直近の目標は、3月26日から始まるボーイズリーグの「第46回日本少年野球春季全国大会」でチームの持っている力を出し切ること。そして、さらなる先の目標は「東京六大学でプレーをしたい」。小さい頃から身近な存在にある、神宮球場でのプレーを夢見ている。



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