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【選抜注目選手】昨夏の甲子園でも活躍した、桜島が生んだスラッガー 鹿児島実業高校・綿屋樹選手

2016.2.24

◆大暴れの昨秋

 秋の公式戦では、29打数18安打4本塁打20打点、打率.621と驚異的な数字を叩き出し、九州大会ベスト4に貢献した綿屋樹(鹿児島実)。

 右投げ左打ちのスラッガーで、180センチ86キロという恵まれた体格から放たれる打球は、恐ろしいほどに強烈。大振りに見られがちだが、右に左に打ち分けるバットコントロールも持ち合わせ、とても器用なバッターである。

 バットをやや寝かし、リズムよくタイミングをとりながら構えており、いかにも打ちそうな雰囲気が感じられる。


◆1年時から四番として活躍

 薩摩川内市立永利小学校で野球をはじめ、 薩摩川内市立川内南中学校では軟式野球部に所属し、生徒会長を務めるなど文武両道に励んできた。

 鹿児島実業に入学すると、1年秋の新チームから四番を任される。早くから中心選手として頭角を現し、2年夏の鹿児島大会でも本塁打を放っており、5年ぶり18度目の甲子園出場に貢献した。


◆昨夏の悔しさを糧に

 昨夏の甲子園では開会式後のオープニングゲームで、北海(北海道)戦に四番サードとして出場し、2安打4打点の活躍。

 しかし、二回戦の中京大中京(愛知)戦では上野翔太郎投手(駒澤大学進学予定)の前に4打数無安打と完璧に抑えられた。後に、上野投手はU-18W杯に選出され、最優秀防御率を獲得。

 新チームになり主将に任命された綿屋は、もう一度あの舞台に立つため、先頭に立ってチームを引っ張っている。昨夏に経験した悔しさを、選抜でリベンジできるのか。大いに期待したい。


  



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