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【第88回選抜高校野球出場校紹介】“北陸が誇る重量打線”福井工大福井

2016.2.18

◆ライバル敦賀気比との再戦は甲子園で

 昨秋の北信越大会では決勝に進出し、同県のライバル敦賀気比には敗れたものの、福井県勢ワン・ツーフィニッシュで選抜の出場権を手に入れた福井工大福井。
 
 エースの田中嵐士は、北信越大会では1回戦、準々決勝と完投勝利を収めた。しかし、アクシデントが襲う。準決勝長野商(長野)戦で右肘を負傷。以降、エースを欠く苦しい戦いを、自慢の重量打線でなんとか打ち勝ってきた。

 決勝は県大会決勝と同じ顔触れ。リベンジに燃えるも前述のとおり、敦賀気比の投手陣を打ち崩すことができず、準優勝で終える。

 しかし、近年の北信越勢の目覚ましい活躍もあってか、12年ぶりとなる選抜出場を無事決めた。


◆80㎏オーバーの重量トリオ

 北信越大会では、決勝を除く全ての試合において、5回までに5点以上をたたき出した破壊力のある打線が光る。注目は1年時から四番を務める北村進太郎選手。北信越大会では14打数7安打、1本塁打、4打点の活躍。小柄だが、どっしりとした体格は威圧感がある。
 
 さらに、六番を打つ塚本大貴選手は勝負強さがあり、敦賀気比のエース山崎颯一郎投手からも長打を放っている。他に、1年生捕手鳥谷元貴選手を加えたこの3選手は、体重も80kgを超える。

北陸の重量トリオが、甲子園で物怖じなくバットを振れば、勝利も自ずと近づくだろう。


◆ピンチをチャンスに変え、いざ甲子園へ

 北信越大会準決勝で起きた田中投手のアクシデントを受け、急遽登板した福田翔人選手は、決勝でも自責点0の活躍。不安が残る投手陣の救世主として、甲子園のマウンドでもチームのピンチを救うか注目である。

 なにが起こるかわからないのが甲子園。ピンチをチャンスに変えるメンタルを持ち、ナインには堂々とした姿で戦ってほしい。


  



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