学校・チーム

【県立相模原】吉井大樹監督|定時制野球部で学んだ、子どもと向き合うことの大切さ

2025.11.5
秦野曽屋でもなかなか勝つことができなかったが、相模向陽館は人数的にもそれ以上にチームを作るのが難しい環境だったことは間違いない。しかしそんな中で学ぶことは多かったと吉井監督は話す。

「3学年合わせても9人に満たず、連合チームになることもありましたが、何とか他の部活から助っ人を出してもらって単独チームで出場していました。ただそんな少ない人数でも野球をやりたいという子は本当に野球が好きな子なんですね。また家庭環境が大変で、なかなか親に向き合ってもらえていないという子もいました。だからこそ一人ひとりとしっかり向き合うことの大切さを学んだと思います。しっかりこちらが向き合えば、生徒も向き合ってくれる。そんな子たちを何とか少しでも上達させてあげたいなという気持ちでやっていましたね。一人ひとりに向き合うというのは相模原に異動してからも変わらずにやっているつもりです」



実際にこの日の練習を見ても、何かプレーを止めるタイミングなどで選手に個別に指導する様子が見られた。部員数が多いとどうしても力のある選手が優先されるというチームの話もよく聞くが、そうではないところも相模原の魅力と言えるのではないだろうか。

そしてそんな吉井監督が相模原に異動してきたのは昨年4月。前任の佐相監督は県内でも名の知れた指導者であり、その下で学ぶことが多いと楽しみにしていたという。しかし実際は冒頭で触れた通り、佐相監督は病に倒れ、早々に吉井監督が引き継ぐこととなった。どのようにチームを引き継いだのか、新たな体制では何を重視しているかなどは後編で紹介する。(取材:西尾典文/写真:編集部)

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