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【少年野球指導者のひとり言】「イメージすること」は大切だと思います

2016.2.23
今日は比較的早く家路についたので、夜の素振りをしている息子の指導をしました。その時に息子が面白いことを言っていたので、今日はそのことを書きたいと思います。

息子は「お父さん、この間投球練習をしていた時に、キャッチャーミットまでボールの軌道が線を引いたように見えた気がする」と言いました。私自身にも経験があるのですが、この感覚ってとても大事だと思うんです。

私が中学生くらいの頃だったと思うのですが、私の地元・愛媛出身の藤田元司(故人・元巨人監督)さんの講演を聴いた時に、藤田氏が「学生時代、投げ込みをしている時に、ボールが糸を引くようにミットに納まったような感覚があって、それから投球が急激に上達した」というご自身の経験談をされていました。息子の話を聞いて、当時聴いた藤田氏の講演を思い出しました。私自身も、現役時代に「変化球の軌道を意識する」ようになってから、変化球の制球力が格段に向上したという実感があります。

この「糸を引く」という感覚は「あらかじめイメージした軌道」と「実際に投げたボールの軌道」が一致した時に「糸を引く」という感覚を得るように思います。どんな豪速球でも狙ったところに行かなければ、「糸を引く」という感覚にはならないと思います。逆に言うと「あらかじめイメージ」をしない選手は「糸を引く」というイメージはずっと得られないのです。

「イメージする」とは「何を目指すか?」という目標設定の要素も多分に有しています。だから子どもたちが「自分の投球フォームやボールの軌道をイメージする」ということはとても大事ですし、指導者として「イメージ形成」のサポートをすることはとても重要な役割だと思います。

どうすれば子どもたちの「イメージ形成」をサポートできるか?残念ながら、まだその答えは出ていません。私ももっと修行が必要です。

※Facebookページ「少年野球指導者のひとり言」より転載。


著者:廣川 寿(ひろかわ ひさし)
愛媛県出身。松山北高校時代に投手として選抜高校野球(春の甲子園)に出場。甲南大学時代は投手として阪神大学野球連盟の数々の記録を塗り替える。社会人野球まで投手として活躍。自身の息子が少年野球チームに入部したことをきっかけに学童野球のコーチとなる。現在は上場企業の管理職として働く傍ら、横浜港北ボーイズのコーチとして「神奈川NO.1投手の育成」を目標に掲げ、中学生の指導に情熱を注ぐ。


  


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